哺乳器の歴史

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    • 1949

      • 当時主流であったびんに乳首をかぶせる直付式は、乳首がつぶれて連続して飲めないだけでなく衛生面の課題もありました。これらを解決したのがキャップ式です。
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    • 1950

      • 現在のピジョン哺乳器の原型となる『A型哺乳器』を発売。
    • 1952

      • 細口びん『B型哺乳器』を発売。
    • 1953

      • 直付式に改良を加えた『C型哺乳器』を発売。
    • 1954

      • 日本初のポリエチレン製哺乳器『S型哺乳器』を発売。
        赤ちゃんが握りやすい六角ビンで、形状、素材とも従来のものから革新的な飛躍を成し遂げました。
    • 1956

      • 日本初の、かわいいイラストが描かれたガラス製哺乳器『F型哺乳器』を発売。
        機能一点張りだった育児用品に「育児を楽しくするお手伝いをするもの」という考えが生まれました。
      • びん部分が小型のF型果汁用も合わせて発売しました。
    • 1957

      • 煮沸に弱いポリエチレンの欠点を補うため高密度ポリエチレンを採用した『L型哺乳器』を発売。
    • 1959

      • 直付け式の細口びん『H-4型、H7型哺乳器』発売。
        H-4型哺乳器は日赤病院採用され、病産院の第一歩となりました。
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    • 1960

      • ナイロン樹脂(ポリアミド)を使った『AN型哺乳器』を発売。
      • シリコーンゴム製の乳首『A-DX』を開発し、発売。
      • 天然ゴムに比べ老化しにくいイソプロレンゴム製の乳首を開発。
    • 1962

      • ポリカーボネート製『R-8型哺乳器』を発売。
      • 軽くて丈夫、透明度が高く、煮沸に強いこのプラスチック素材は、哺乳びんに求められる機能を満たしていました。
      • 昭和37年度東京都発明賞に入賞。
        同時に日赤中央産院、同本部病院からも推奨を受けました。
    • 1964

      • 『ガラス製A型哺乳器』を発売。以後この商品は15年のロングセラー商品となりました。
    • 1965

      • びんの成形を革新した『W-8哺乳器』を発売。
      • びん口の内側ネジ部の凹凸をなくし、平な形状にする成形法を開発。ミルクかすが残らず、衛生面でも大幅な進化を遂げました。
    • 1966

      • 海外への輸出を開始。
    • 1967

      • ピジョンのキャップ式哺乳器がJIS規格に認定されました。
    • 1968

      • ピジョン哺乳器の国内シェアが80%に達しました。(1990年代:60~70%)
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    • 1977

      • 『P型哺乳器』を発売。
      • 口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)や低体重で生まれ飲む力が弱いなど哺乳が困難な赤ちゃんが飲める工夫をした哺乳器を開発しました。
    • 1979

      • 新しい規格『K型哺乳器』を発売。
      • 末広がりで四隅が丸いスーパーエッグという独特のびんの形は、安定性に優れ、転がりにくく、ミルクの攪拌(かくはん)性にも優れていました。
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    • 1988

      • 赤ちゃん特有の哺乳運動のメカニズム「蠕動(ぜんどうよう)運動」を解明。
        赤ちゃんは舌を波のようにうねらす独特の動きで哺乳することを証明しました。
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    • 1991

      • 母乳育児トレーニングのための『母乳相談室』哺乳びん・乳首を発売。
    • 1997

      • 環境ホルモン問題が注目され、ポリカーボネート製哺乳器が疑問視されるようになりました。
    • 1999

      • 従来「6対4」であったガラス製:ポリカーボネート製哺乳器の比率が「8対2」に迫るほどになりました(当社出荷ベース)。
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    • 2000

      • 哺乳器メーカー5社にて、ポリカーボネート製哺乳器を今後も安心してお使い頂くためのガイドラインを作成、発表。
      • 日本初の『PES(ポリエーテルサルホン)製哺乳器』を発売。
      • 外出に便利なプラスチック製哺乳器市場に新たな選択肢を提供しました。
    • 2002

      • 初代『母乳実感』を発売。
      • 赤ちゃんのおっぱいの飲み方を研究し、自然になめらかに飲める広口で柔らかい乳首と哺乳びんを開発しました。
    • 2003

      • 『母乳実感』に、軽く外出にも便利なPES(ポリエーテルサルホン)製哺乳器を追加発売。
    • 2007

      • 母乳育児を応援する哺乳器「母乳実感」が、新しいスタンダードとしてリニューアル。
      • 乳首は4サイズ、プラスチック製哺乳器はPPSU(ポリフェニルサルホン)を素材にしました。
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    • 2010

      • おっぱいの飲み方をさらに追及した新しい『母乳実感』を発売。
      • 赤ちゃんの哺乳に大切な動き、吸着・吸啜・嚥下を忠実に再現できることを目指して、設計や材質を一新しました。
    • 2012

      • 使いやすさを目指し『P型哺乳器』をリニューアル。
      • 口唇口蓋裂の赤ちゃんの口に合わせ、乳首の形状や材質を一新し、サイズも2種類に増やしました。
      • ボトルも柔らかい材質に変更し、哺乳力の弱い赤ちゃんへはボトルを押すことでも授乳をサポートできるようにしました。
    • 2013

      • 『母乳実感』にデザインびんを追加し、リニューアル発売。
      • 消費者への調査および分析から方向性が異なる3つのデザインを新たに追加しました。以降哺乳びんのデザインはトレンドに合わせ変化します。
    • 2017

      • 『母乳実感 哺乳びん my Precious』を発売。
      • 丸みのあるフォルムで持ちやすく支えやすい形状に工夫した他、従来にはなかった新生児の哺乳量に合わせた80mlのコンパクトサイズを追加しました。
      • 2017年度グッドデザイン賞も受賞しました。
    • 2018

      • 『母乳実感 Coating』を発売。
      • シリコーンでコーティングした新質感のガラス製哺乳器を開発しました。
      • ガラス製哺乳びんにシリコーンを薄くコーティングすることでびんが割れた場合にもガラスの飛散を軽減することができるようになり、安全性が向上しました。

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