女性活躍推進の取り組み

赤ちゃんを産み育てることが
ハードルにならない

女性活躍推進の取り組み

日本、トルコ

世界において、ジェンダー平等の実現と女性エンパワーメントは主要議題の一つとして取り上げられ、各国政府も様々な取り組みを推進しています。

日本では、男女共同参画白書によると、夫婦ともに雇用者の共働き世帯は年々増加し、2020年には全体の約7割が共働き世帯となり、働く女性がますます増えており、社会では女性活躍推進の取り組みが期待されています。

この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にするためには、女性が働く上での環境整備が整っていることが大事だと考えています。

日本での取り組み

日本では、男女問わず育児を語ることのできる企業を目指し、社員の出産・子育て支援のための制度拡充を早くから進めてきました。不妊治療のためのライフ・デザイン休職休暇制度をはじめ、妊娠・出産・復職後と育児と仕事の両立のためにさまざまな制度を利用することができます。

また、「女性活躍推進法行動計画」を策定し、2020年2月から「両立支援制度の拡充」「職場の意識改革」「女性の気持ちとスキルをバックアップ」の3つの柱を軸とした支援を実施してきました。具体的には、性別に関わらず本来の意味での両立支援やダイバーシティを理解するための体験型研修や、自身の仕事観や人生観を理解し今後のキャリアビジョンをイメージしていただくダイバーシティマインドセット研修を実施し、様々な違いを受け入れてそれぞれが自分らしく働けるよう意識付けなどの取り組みです。そのような取り組みをご評価いただき、「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2021」も受賞しています。

欧州での取り組み

LANSINOH(欧米を中心に展開しているグループ会社)でも女性社員の割合を継続的に管理するだけでなく、女性社員をサポートするため、フレキシブル休暇制度や夜勤時の通勤サービスの導入、女性に特化した採用活動等さまざまな取り組みを行っています。

トルコの工場では子育てをする社員の活躍推進のため、授乳室の設置や母乳育児相談等の医療支援を通して、妊娠中や出産後のサポートも実施しています。これらの活動についてハンドブックにまとめ、妊娠中の社員に配布するなどの取り組みも行っています。こうした取り組みが、従業員志向の経営を実践している企業を認定企業として発表するGreat Place to Work® Turkeyより、2021年版トルコにおける「働きがいのある会社」女性ランキング(従業員100-249人部門)に選出いただいています。

2023.11