2018年活動報告

①経営トップのコミットメント

②コーポレート・ガバナンスの確保

毎日、当日寄せられた「お客様の声」を国内外グループ会社を含めた社長をはじめ経営層や社員と内容を共有し続けています。

お客様相談室は、「マネジメントレビュー」を7月、12月の2回開催し、お客様からお寄せいただく「お客様の声」を社長と経営層に報告し、課題について議論しました。

  • マネジメントレビューの様子

  • マネジメントレビューの様子

③従業員の積極的活動

全新入社員はCS研修プログラムを受講しました。4月に全体研修にてお客様対応の基本や商品の使い方を学び、5月から2019年1月まで個別に知識を習得するフォローアップ研修を全8回とeラーニングを受講。最終回でまとめテストに全員合格しました。

  • 新入社員CS研修の様子

  • 新入社員CS研修の様子

本社、研究所の社員はお客様の声を理解するための活動として、お客様の声を聴く研修プログラムを受講しました。

お客様相談室は全社員を対象に、行動原則「瞳の中にはいつも消費者」の具体的活動として、「消費者志向自主宣言」の勉強会を全国10事業所にて計13回実施しました。

  • 「消費者志向自主宣言」勉強会の様子

  • 「消費者志向自主宣言」勉強会の様子

④社内関連部門の有機的な連携

お客様の商品に対するご意見・ご要望は、苦情対応マネジメントシステムに則り、品質管理部門、開発部門と共に検討する「カイゼン会議」(毎月1回開催)にて、商品の改善につなげています。2018年度の具体的な改善に結びついた件数は、15件でした。

  • 苦情対応マネジメントシステム

  • カイゼン会議の様子

  • カイゼン会議の様子

2018年自主回収に関するご報告

ベビーカー「Bingle/ビングル」の一部商品において、前輪キャスターの動きが悪く、操作性や走行性に影響することが判明しました。対象となる期間に生産した 11,090台につきまして、お客様に安全にご使用いただくため、商品の無償交換を2018年1月22日より実施しました。

⑤消費者への情報提供の充実・双方向の情報交換

出産がはじめてのママには、妊娠中や育児生活における多くの疑問があります。妊娠中、出産準備から母乳育児、楽しいお出かけなどの情報を提供するサイト「ピジョンインフォ」を公開しています。

  • ピジョンインフォ

  • ピジョンインフォ

お客様の声をお寄せいただきやすくするため、「お客様サポート」サイトをリニューアルしました。スマートフォンからでも使いやすく、お客様がお問い合わせをしやすいよう改善しました。あわせて人工知能(AI)を活用した「自動応答チャットボット」の運用を開始し、よくいただくベビーカー・チャイルドシート、哺乳びん・乳首の質問に、チャットボットからでもお答えができるようにしました。

  • お客様サポートサイト

  • 自動応答チャットボット

  • お客様サポートサイト

  • 自動応答チャットボット

SNSを活用したお客様との双方向のダイレクトコミュニケーションとして、Instagramの取り組みを強化しました。2018年は約130件の投稿を行い、お客様からは多くのコメントをいただき、それに返信しました。ピジョンをより深く知っていただくことにより、2018年12月末時点で、フォロワー数は2万人に達しました。

  • Instagram ピジョン公式アカウント

  • Instagram ピジョン公式アカウント

「ピジョン にっこり授乳期研究会」では、専門家と共に授乳期の課題を議論し、解決策を考える活動を行なっています。「授乳の大切な5つのポイント」をまとめた「しあわせ授乳サポートBOOK」は、2018年12月時点で累計26万5千部を無償配布しました。また産後3ヵ月までのスケジュールが立てられ赤ちゃんとの生活が具体的にイメージできるWEBコンテンツ「授乳期準備応援ツール」を公開しました。

  • 画像: しあわせ授乳サポートBOOK 授乳準備応援ツール

  • 画像: しあわせ授乳サポートBOOK 授乳準備応援ツール

育児用品を安全・安心にお使いいただくための冊子「上手に使って楽しい育児」を年2回発行・配布して、消費者啓発を図りました。2018年の改訂では、お客様からお寄せいただく声を反映し、「ベビーカーの使用上の注意」をより分かりやすく改善して、情報を発信しています。

  • 冊子「上手に使って楽しい育児」

  • 冊子「上手に使って楽しい育児」

妊娠中のママに向けて育児ライフをもっと楽しむための秘訣や役に立つ情報満載のイベントを定期的に開催し、お客様との対面によるコミュニケーションを積極的に取り組んでいます。母乳育児について学ぶことができる「おっぱいカレッジ」は、年間4回(合計参加人数650名)開催しました。

  • おっぱいカレッジの様子

  • おっぱいカレッジの様子

⑥消費者・社会の要望を踏まえた改善・開発

グッドデザイン賞の入賞

2018年のグッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)に海外グループ会社の商品を含め5件が入賞しました。

  • グッドデザイン賞とは、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。今日では、国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「G マーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。

①さく乳器 母乳アシスト

デザインコンセプト:赤ちゃんが飲んでいるような自然さで母乳が効率的にとれるさく乳器

②電動鼻吸い器

デザインコンセプト:とれにくいネバネバ鼻水もサッとスッキリ!しっかり吸引するから嫌がる時間を最小限に

お客様からお寄せいただいた声から商品やサービスを改善した取り組み例をお客様との双方向のコミュニケーションとして「お客様の声を活かしました」ページを「お客様サポート」サイト内に公開しました。

  • お客様の声を活かしましたページ

  • お客様の声を活かしましたページ