小さく早く生まれた赤ちゃんのための商品開発 Vol.1

どんな状態で生まれても
成長する力を育める

小さく早く生まれた赤ちゃんのための商品開発 Vol.1

日本、中国

世界では、毎年約2,000万人以上の赤ちゃんが2,500g未満の低体重で産まれています。*

ピジョンでは、すべての赤ちゃんがよりよく哺乳できることを追求し、病産院のNICU(新生児集中治療室)との共同研究を行い、様々な取り組みを行っています。

その中でも、小さく早く生まれた赤ちゃんのための商品を日本のみならず、世界各国で提供しています。

*出典:公益財団法人 日本ユニセフ協会HP

弱吸啜じゃくきゅうてつ用哺乳器

低出生体重の赤ちゃんは飲む力が弱く、栄養摂取が困難なことがあります。ピジョンは、そんな赤ちゃんの体に負担をかけず、吸う力が弱くても哺乳ができるよう「弱吸啜用哺乳器」を開発し、1985年より世界中の赤ちゃんに提供しています。

乳首の特長

Point 1 やわらかく適度な厚みのシリコーンゴム

シリコーンゴムを使用し、乳首先端は適度な厚みと硬度でやわらかく、弱い力でもつぶしやすい。

Point 2 小さなおくちに合わせた形

乳首の形状は、ピジョンの一般向け乳首に比べ、スリム。 小さいおくちにもフィット。

Point 3 キャップ不要の直付けタイプ

ボトルヘの着脱がしやすく、病院での洗浄・滅菌・消毒がしやすい直付けタイプ。

早期産児おしゃぶり「Preemie Careプリーミーケア

早産や低出生体重の赤ちゃんの治療における痛みを緩和する1つの方法として、NICU(新生児集中治療室)では処置中におしゃぶりを与えるケアが行われています。しかし、吸着・吸啜に必要な筋力が弱い早産や低出生体重の赤ちゃんは、おしゃぶりを保持するのが困難です。ピジョンは、そんな赤ちゃんでもより負担なく吸い続けられるよう、独自の工夫を随所に盛り込んだ早期産児おしゃぶり「Preemie Care」を 開発しました。

Point 1 約5gの軽さ ※Sサイズ

おくちまわりの筋力が弱い早産や低出生体重の赤ちゃんが、おしゃぶりを吸い続けられるように、約5gと軽量です(100円玉硬貨1枚ほどの重さ)。

Point 2 小さなおくちに合った吸い口

吸い口は、根本を楕円形にすることでおくちが閉じやすい設計です。(小さなおくちでもくわえやすいサイズ)

Point 3 左右非対称の形

形は、左右非対称のデザインなので、横向きの体位でも 、床面におしゃぶりが当たりづらくおくちからはずれにくいように工夫しています。

低出生体重児専用オイル

早産や低出生体重の赤ちゃんは、皮膚の発達も不十分であることから、肌のトラブルを軽減するため、中国では、「低出生体重児専用オイル」を開発しました。

このオイルは、100%植物油脂、保存料不使用でとても敏感な肌にもやさしく塗布することができます。

また、小容量ボトルでご提供することにより、未熟な赤ちゃんへ適した量となっています。

このオイルは、「乳幼児の皮膚バリア改善に有効」と2021年に中医協で発表された研究成果をもとにしたものです。

2023.11