口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんのための商品開発

どんな状態で生まれても
成長する力を育める

口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんのための商品開発

日本、中国、インドネシア、シンガポール、ベトナム等

ピジョンは医療とケアに携わる専門家の皆様とともに、哺乳に困難を持つ赤ちゃんとご家族のサポートに創業以来取り組んできました。

哺乳の難しさを抱える口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんのケアは、ピジョンが課題の解決を使命として長年取り組んできた領域のひとつです。

口唇裂・口蓋裂は、口の周りに生まれつき裂がある状態のことをいいます。世界で約700人に1人*1の割合で生まれてくる最も多い顔面の先天性形態異常の一つであり、病因は遺伝的要因や環境要因などの組み合わせによる多因子によるものが想定されていますが、詳細はいまだ不明です。

外見上の特徴に加えて、乳児期には哺乳が困難になること、中耳炎にかかりやすいこと、言語のリハビリを必要とする場合があること、そして不正咬合を認めるなど、本疾患の特徴は多岐にわたります。

顔面の成長に合わせて複数回の手術を行うことが多く、長期の治療が必要な疾患です。しかしながら、治療技術やケアの方法の医学的発展により、適切な手術と領域横断的なケアを行うことで、すこやかに生活できるようになっています。

*1P Mossey, et al. Global registry and database on craniofacial anomalies, Report of a WHO Registry Meeting on Craniofacial Anomalies, Bauru, Brazil, 4-6 December 2001.(https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/42840/9241591102.pdf?sequence=1&isAllowed=y ラストアクセス2023年11月1日)

口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんのための商品

1977年に専門的なケアが必要な赤ちゃんの哺乳器や哺食器を発売以来、医療従事者と連携しながら口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんの哺乳をみつめて、商品を改良しています。口唇裂・口蓋裂用哺乳器は世界21の国と地域、細口哺食器は13の国と地域で、口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんなど専門的なケアが必要な方々に活用いただいています。(2024年現在)

口唇口蓋裂児用哺乳器

細口捕食器