一人でも多くの初乳さく乳で苦労するママへ「Precious Drop」を届けるために

どんな状態で生まれても
成長する力を育める

一人でも多くの初乳さく乳で苦労するママへ「Precious Drop」を届けるために

日本

世界では、毎年約2,000万人以上の赤ちゃんが2,500g未満の低体重で生まれています。ピジョンでは、すべての赤ちゃんがよりよく哺乳できることを追求するとともに、赤ちゃんを産んだママが赤ちゃんに困ることなく母乳を届けられるよう、様々な取り組みを行っています。

私たちの取り組みの一つに、初乳採取をサポートするデバイス「Precious Dropプレシャスドロップ」という商品を開発があります。この商品は、産後すぐの母乳分泌が少ない時期に、手とシリンジを使って初乳を採取するときに使用するものです。初乳採取の手技を簡単にし、かつ、大切な初乳を1滴でも多く集められるように工夫されているので、手によるさく乳やシリンジの扱いに慣れていないママでも使いやすい仕様になっています。

「Precious Drop」を一人でも多くのママに届けるための取り組み

2023年10月13日(金)・14日(土)に大阪国際会議場で行われた第64回日本母性衛生学会総会・学術集会にて、「初乳採取サポートデバイス Precious Drop」を現場の助産師の方に広く知っていただくことを目的に、写真展を開催しました。

写真展では、大阪母子医療センターで撮影した写真を、4組の母子のストーリーとともに展示し、多くの共感を呼びました。

多くの来場者は、写真を前にじっくり見入り、助産師の方々が同僚同士で支援について語りあう様子も見られました。

来場者からは、「母乳ケアを頑張る母の姿が刺激になった」「初乳を一滴も無駄にしないというコンセプトと共に商品を知ることができてよかった」等のコメントをいただきました。

 

Mini Photo Gallary

想いはひとつ 「母乳が一滴でも多く出ますように!」Precious Dropを使ってさく乳をするお母さんの横で、思わず同じポーズになった助産師。動作がシンクロするのは想いがひとつだから。 ふたりだけの時間お母さんは、赤ちゃんが早産で生まれたことについて「かわいそう」と涙した。保育器の中で懸命に生きる赤ちゃんと向き合う、静かな時間。 小さな眼にあふれる「生きる力」早くおなかの外に出てきたけれど、赤ちゃんの眼には生きる力が見てとれる。身体についたコードを看護師が整理し、これからお母さんに抱っこしてもらう。 宝物のように手術の直後、赤ちゃんを二人がかりでお母さんの胸元に運ぶ新生児科医たち。その手つきやまなざしからは、宝物である赤ちゃんを傷つけないよう、細心の注意が払われていることが伝わってくる。 無事に会えた!胎動が減り、妊娠33週で急遽決まった帝王切開出産。でも、赤ちゃんは元気に生まれてきてくれた。「ああ、よかった。」手術室が、一気に喜びの空間となった。 今、できることを全力でさく乳した初乳の量を確かめるお母さん。どんなにわずかな量でも、一緒に過ごせない赤ちゃんのために、前を向いてさく乳をする。 夜がふけてもとなりに昼夜の区別なく、さく乳はつづく。日中と同様にサポートしてくれる助産師の存在は、心強い。 独りさく乳に臨む暗がりの中で定時に起き、さく乳するお母さん。助産師が来られないときも、独りさく乳に向き合う。

ピジョンは、今後も我が子の命をつなぐために必死に初乳さく乳をするママを助け、寄り添える存在であり続けられるよう、情報発信をしていきます。


2024.04