What is A Human Milk Bank?

母乳バンクとは?

体重1,500g未満で生まれた小さな赤ちゃん、早産で生まれた赤ちゃんは、お腹の外の世界で生活するための機能が未熟で、様々な病気にかかるリスクを抱えています。そんな早産や小さく生まれた赤ちゃんにとって、母乳は単に“栄養”だけではなく、感染症や腸の病気から身を守るための“薬” ※1のように大切なものです。 特に母乳には、赤ちゃんの生死に関わる壊死性腸炎(腸の一部が壊死する病気)に罹るリスクを、人工乳に比べおよそ1/3に低下させる効果があると言われています。※2

しかし、お母さんの体調が悪い、十分な量の母乳が出ないなど、自らのお母さんから母乳を得られない場合に、寄付された母乳を低温殺菌処理した安全な「ドナーミルク」を提供するのが「母乳バンク」です。

※1 ドナーミルクの使用可否は医師の判断に基づきます。
※2 QUIGLEY M A.HENDERSON G. ANTHONY MY. ET AL.FORMULA MILK VERSUS DONOR BREAST MILK FOR FEEDING PRETERM OR LOW BIRTH WEIGHT INFANTS. COCHRANE DATABASE SYST REV. 2007; (4):CD002971.

How the Human Milk Bank Works.

ドナーミルク提供の流れ