研究開発拠点
中央研究所
1957年の設立以来、育児用品のパイオニアとして培ってきた知見と技術を礎に、ピジョンは研究開発体制を継続的に強化してきました。
1991年、事業の拡大と研究開発のさらなる推進に向けて、ピジョン中央研究所を設立しました。赤ちゃん向け製品に留まらず、ママ、そして高齢者に至るまで、ライフステージに寄り添う製品・サービスの創出を目指しています。ピジョン中央研究所は、世界中に展開するピジョン製品・サービスの品質と革新性を担保する中心的な役割を担っています。
ピジョンホームプロダクツ
ピジョンホームプロダクツは、ピジョングループで最初に誕生したグループ会社です。
赤ちゃんの肌の研究・商品開発をかさね、時代の変化とともに育児用品を進化させてきました。安全、安心の品質に徹底的にこだわり、生まれたばかりの赤ちゃんにもお使いいただけるスキンケア商品やベビー服用の洗濯洗剤などを製造しています。
2023年には、新工場の稼働を開始し、地域住民の方向けの工場見学を通じて、地域社会に開かれたブランドの発信拠点としての役割も果たしています。
PIGEON MANUFACTURING(SHANGHAI)
PIGEON MANUFACTURING(SHANGHAI)CO.,LTD.(PMFG)は、2006年中国の上海市に設立され、2008年より稼働し始めました。ピジョンの中国での初めての生産拠点として、15,302㎡の敷地内で中国国内だけでなく、日本、シンガポール、インド、欧米の国々への製品を製造・輸出しています。乳首、哺乳びん、スキンケア商品等の開発と製造の他、赤ちゃんの肌研究を先端的な技術で行っています。
さらに、2022年6月に新規事業の一環として設立した「細胞分子生物学研究・試験室」を稼働し始め、同年の7月に中国国家で定める基準においてレベル2の試験室※1として承認されました。その研究成果は、IFSCC※2やSCI※3などの国際機関に掲載され、ピジョンのスキンケア研究に貢献しています。
- 中国国家基準レベル2実験室:一般的に中国の国家基準 **GB 19489-2008『実験室 バイオセーフティ汎用要求事項』**に基づき建設・管理される、バイオセーフティレベル2(BSL-2)実験室を指します。この実験室は、人や環境に対して中程度の潜在的危険性を持ち、集団への拡散リスクが限定的な病原微生物を取り扱います。厳格な工学的設計、設備、および操作手順によって、これら中程度のリスクを持つ病原体を効果的に管理・封じ込めを行うための実験施設です。
- IFSCC:国際化粧品技術者会連盟(International Federation of Societies of Cosmetic Chemists) の略称です。世界各国の化粧品技術者会が加盟する国際的な連合組織で1956年に設立されており、2年に一度開催される学術大会(IFSCC Congress)は、世界で最も権威ある化粧品技術の研究発表会とされ、「化粧品技術のオリンピック」とも呼ばれています。
- SCI: Science Citation Indexの略称、科学技術分野における影響力の高い学術雑誌の論文を収録したデータベースです。



