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株主・投資家の皆様へ

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ピジョンの事業

哺乳研究をはじめとする赤ちゃんの成長発達やご高齢者の老化のメカニズム等に関する研究を深耕し、妊娠、出産、子育て、そして介護の分野において、お客様のお困りごとを解決し、生活を豊かにする商品・サービスをお届けすることで、企業価値の向上に取り組んでいます。

国内ベビー・ママ事業

国内ベビー・ママ事業は、トップラインの成長確保の観点から、ベビーカーなどの大型商品の投入で商品ラインアップの拡充に努めているほか、ブランド力強化に向けて、「マタニティ・イベント」等の消費者とのダイレクト・コミュニケーションにも注力し、マタニティ層へのアプローチの強化を通じてシェアの拡大を図っています。既存事業では、赤ちゃんの発達研究をより深化させ、当社は商品力をさらに向上させるとともに、従来のベビーより年齢の高いお子様向け商品を提供するなど、ターゲット市場の拡大にも努めています。インターネット通販事業ではマタニティ用品から育児用品まですべてを揃えたブランドストアを総合オンラインストア「Amazon.co.jp」内に開設しています。
赤ちゃんがどのように発達し、どのような行動を見せ、どのような過程を経て成長していくのか。また、ママたちはその過程でどんな悩みがあり、何を必要としているのか。こうしたアプローチで、半世紀にわたる行動観察を軸とした哺乳研究や乳幼児発達研究を基に、赤ちゃんの成長過程を深く掘り下げ、育児のお困りごとを見出すことから開発した多数の高品質な商品を生み出してきたところに、ピジョンブランドの優位性があります。ピジョンブランドは、業界でのリーディング・カンパニー、そして極めて強いリーディング・ブランドとして広く認知されています。

子育て支援事業

子育て支援事業に対するお客様の信頼と評価が社会的な存在価値となって、事業の成長・発展につながります。そのため、何よりも優先して事業の質に直結する保育品質の向上に力を注いでいます。当事業は、危機管理システムによる安心・安全な運営体制のもとで、意識・技能の高いスタッフによる、民間ならではの付加価値を伴った保育・教育サービスの提供により、事業拡大を図っています。保育士をはじめ、スタッフに対する社内研修 「ピジョンハートナーカレッジ」を継続して開講し、「赤ちゃんのことを一番知っている」ピジョングループならではの事業展開を行っています。
ピジョングループの子育て支援事業は、育児用品で培った安心・安全・信頼のピジョンブランドのもと、「子どもの育ちを第一に」との考えに沿って推進しています。事業展開は現在のところ、認可保育園、認証保育園、事業所内保育施設等の保育施設の運営および運営受託の他、新規プログラムを擁したキッズワールドをはじめとする幼児教育施設の運営など、ご利用者の方々のさまざまなニーズに合った子育て支援サービスを提供しています。 当事業は国内トップクラスの事業規模を持ちながら、質の高いサービス提供により、皆様から信頼を得ています。

ヘルスケア・介護事業

ヘルスケア・介護事業においては、「ハビナース」と「リクープ」の2つのブランドを通じて展開していますが、2012年1月期に事業体制の再構築を行い、需要の高い介護用品「ハビナース」を軸に経営リソースを絞り、かつ重点カテゴリに特化し商品競争力の向上を図っています。販売ルートは小売店と施設・病院向けにそれぞれに持ち、施設や在宅で介護サービスを受ける方のニーズにより対応するため、2015年1月期に子会社であるピジョンタヒラと営業統合を行いました。商品競争力の向上を図りながら、施設ルートを中心とした営業活動に注力しています。
当社のヘルスケア・介護事業は、介護用品を軸とした「ハビナース」と、アクティブエイジ向け用品を軸とした「リクープ」の2つのブランドで、排泄・入浴・衛生・食事・ 寝具・移動等、多くのカテゴリにおいて商品を展開してきました。消費者の行動観察からの未充足ニーズを的確に切り出す商品企画力、そしてベビー用品開発で培った品質管理レベルの高さが当社の強みであると認識しています。また、小売店向けおよび施設・病院向けの両方の販売ルートを持ち、情報提供イベントや介護支援サービスを提供するコミュニケーション活動にも実績とノウハウを持っています。

海外事業

海外事業については、展開エリアとして、アジア(韓国・シンガポール・インド他)、中近東(アラブ首長国連邦他)、北米(アメリカ・カナダ)、その他(南アフリカ・ドイツ・南米)となっております。米国の出生数は、経済先進国の中では比較的安定した水準にあり、母乳育児が推奨され母乳への関心が高まるにつれて、母乳関連商品の需要が上昇しています。ピジョンは、米国および欧州への営業展開の基盤として、2004年4月に米国ヴァージニア州に拠点を持つLANSINOH LABORATORIES, INC(.「ランシノ社」)を100%グループ会社化し、また、北米において、2014年1月から哺乳びんの本格的な販売を開始しており、商品カテゴリの拡充を図りながら、母乳育児支援企業としてブランド強化を進めていきます。一方、アジアではタイの生産拠点の拡充に続き、インドでの流通体制の構築や販売店舗の拡大を推し進め、2015年3月には、哺乳びん・乳首の生産工場も操業を開始し、さらなる収益改善を目指しております。さらに、2014年3月には、ブラジルにも現地法人(PIGEON PRODUTOS INFANTIS LTDA.)を設立し、市場参入に向けた活動を行っております。今後は、欧米での事業拡大が進んだランシノ社による販売を強化するとともに、新興国での展開もさらに積極化させていきます。
海外市場における競争優位性は主に2つ挙げられます。ひとつは「商品力」です。「赤ちゃんや子育てをする方にとって何が良いのか?」を徹底的に掘り下げた基礎研究と消費者の行動観察をベースに、商品づくりを行っています。同時に店頭で当社の「商品力」を一目で理解していただくための販売体制構築にも注力しています。ふたつ目は「良いパートナーとの連携」です。海外展開においては現地をよく知る代理店、小売店等、現地のパートナーの方々と良い関係を築いていくことが非常に重要だと考えます。そのために、世界各国・地域の代理店代表者を集めた会議「Pigeon Global Partners Conference」の実施を通じて、ブランド構築および販売戦略等の共有を図っています。

中国事業

当初から中国を生産拠点ではなくマーケットと捉えてきた当社は、パートナー企業の販売力を通じてピジョンブランドの認知・浸透を図ってきました 。病産院でのピジョン商品の展示や商品説明、育児情報の提供等を行うとともに、2009年には中国国家衛生部との共同プロジェクトとして全国の主要病院に「母乳育児相談室」を開設、母乳育児に関する啓発活動を行いながらブランド力の強化を図りました。生産面では、上海でシリコーン乳首、哺乳びん、洗剤およびトイレタリー商品の製造、商品の組立加工を行っているほか、江蘇省常州市で、母乳パッド・ベビーワイプ・ベビー用紙おむつ等を生産しています。
ピジョンは、いわゆる「新富裕層」と呼ばれる世帯を主要ターゲットに、主にトイレタリー関連商品を中心に、新しいライフスタイルの提案もあわせて事業を展開しています。すでに500種類以上の商品を中国市場に展開しており、沿岸主要都市部では 新富裕層の増加による高級志向の需要に応じて、さらに高価格帯の商品を提供しています。これまで非常に速いスピードで経済成長を続けてきた中国市場において、高品質と安定した価格による対面販売の徹底や、取り扱い店舗数およびピジョンコーナー設置店舗数の増加などにより順調に事業を拡大(当社商品が陳列されている小売店は約15,000 店)しており、中国消費者の間でも、ピジョンは安心・安全、高品質のブランドとしての認知が浸透しています。