サステナビリティマネジメント

社会からの期待に応えつつ、経済価値の向上を進めるために、中長期的な視点でESG経営に取り組んでいます。

Pigeon ESG/SDGs基本方針

ピジョングループ(以下、当社)では、社員一人ひとりが大切にする企業理念として「Pigeon DNA・Pigeon Way」を設定しております。
「Pigeon DNA」は「経営理念」「社是」で構成されており、ピジョンの核であり、この先も貫いていくものです。
「Pigeon Way」は「存在意義」「基本となる価値観」「行動原則」で構成されており、私たちの“心”と“行動”の拠り所であり、すべての活動の基本となる考え方です。

「Pigeon DNA・Pigeon Way」を体現し、持続可能な社会の発展に貢献する方針を「Pigeon ESG/SDGs基本方針(以下、当方針)」と設定しております。
当社では、当社が解決しなければならない重要課題(マテリアリティ)や環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)の観点から持続可能なオペレーションを追求するとともに、製品やサービスの提供による新たな価値の創造により、SDGsに代表される社会課題の解決に貢献すべく事業活動を展開してまいります。今後、当社の事業活動を通してステークホルダーの皆さまとの信頼関係の構築に努め、総じて企業価値を向上させることで、持続可能な社会の発展に貢献していくことを企図しております。  

Pigeon ESG/SDGs基本方針に基づく持続可能な社会の実現ストーリー

  • Pigeon ESG/SDGs基本方針に基づく持続可能な社会の実現ストーリーの図

サステナビリティ推進体制

当社は、2020年12月14日の取締役会において、サステナビリティ委員会の設置を決議しました。サステナビリティ委員会は、ピジョングループのESG経営を中長期的な視野でさらに深耕することを目的とし、委員長をグローバルヘッドオフィス責任者、委員を各事業本部長、経営戦略本部長から成る業務執行機能として、ピジョングループのESGを推進する委員会です。年2回以上開催し、中・長期目標の設定、重要課題(マテリアリティ)の特定と定期的な見直し、重要課題解決のための取り組みの進捗レビューを行います。その結果については、同委員会の開催都度、取締役会に対して報告を行います。

委員会メンバー

委員長:板倉 正(取締役専務執行役員、グローバルヘッドオフィス責任者)
委員 :Kevin Vyse-Peacock(取締役上席執行役員、ランシノ事業本部長 兼 LANSINOH LABORATORIES, INC. 代表取締役社長)
仲田 祐介(上級執行役員、シンガポール事業本部長 兼 PIGEON SINGAPORE PTE.LTD. 代表取締役社長)
山口 善三(上級執行役員、日本事業統括責任者 兼 ベビーケア事業本部長)
周 剣峰(ピジョン中国区総裁 兼 中国事業本部本部長、ピジョン管理(上海)有限公司董事長)
田窪 伸郎(執行役員、経営戦略本部長)

サステナビリティ委員会

事業セグメントごとに、各事業セグメントの統括責任者を委員長とするサステナビリティ委員会を開催し、各事業セグメントの各社の活動状況の進捗確認、課題設定等を行っています

サステナビリティ委員会開催状況

議案内容

2024年度サステナビリティ委員会(第10回~第11回)

第11回サステナビリティ委員会(2024年9月3日開催)
・各事業本部による2024年度上期取り組みに関する進捗報告
・第9次中期経営計画に向けた情報共有
・「脱炭素社会の実現」の取り組み進捗報告

第10回サステナビリティ委員会(2024年2月26日開催)
・各事業本部による2023年度通期取り組みに関する進捗報告
・重要課題について
 ー重要課題の進捗報告
 ー2023年従業員エンゲージメント調査結果の共有
・第8次中期経営計画のGHG削減目標共有

ピジョングループの重要課題(マテリアリティ)

社内への浸透活動

ピジョングループでは、全従業員のESG活動を推進するため、世界中の社員がアクセスできるWEB型社内報を導入し、ESGに関する教育コンテンツや、各社の取組みを日本語、英語、中国語の3言語で定期的に配信し、知識や事例の情報共有化を行っています。情報の配信だけに留まらず、参考となる環境配慮型商品を実際に体験する企画を立上げ、社員の応募を募り、使用体験をリポートしてもらうなど社員を巻き込んだ情報共有や、体験を通じた浸透を図れるような活動を進めています。またピジョン株式会社では、新入社員向けにESG経営の説明会を実施したり、外部講師によるSDGs研修を実施するなど、社内浸透に努めています。さらに2021年からは社員のボランティア休暇制度を活用した企業主導型ボランティア活動も開始し、社員が社会貢献活動を体験する機会を設けています。

グローバル社内報で定期的に配信している「ESGつうしん(ESG News)」の事例

SDGs研修

環境問題や社会問題を深く理解し、自分ごととして捉えることを目的とし、社員向けに(新入社員含む)毎年SDGs研修を実施しています。
研修では、一般社団法人イマココラボが提供するカードゲーム「2030 SDGs」を実施し、
SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを疑似体験しながら、SDGsについて理解を深めています。

SDGs研修受講者数

2021年 2022年 2023年 累計
10名 23名 22名 55名

企業主導型ボランティア活動

ピジョン株式会社では、社員のボランティア休暇制度を活用した企業主導型ボランティア活動を開始しました。企業主導型ボランティア活動とは、企業が社員に対してボランティア活動を紹介し、参加希望者を募って実施するボランティア活動です。2023年は赤ちゃんとご家族、地域社会のために4種類の活動を実施し、計41名の社員が参加しました。今後も企業主導型ボランティア活動を通して、社会課題の解決や環境負荷低減を目指します。

詳しくは「わたしたちの活動」をご覧ください。

入院中の子どもに付き添うお母さんを支援

花と緑があふれる街づくりに貢献

子どもたちが自由に遊べる環境づくりに貢献

海のゴミ拾い活動