ニュース

ピジョン　『口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)児用　哺乳器セット・乳首』　リニューアル発売

2012.08.17

～哺乳が困難な赤ちゃんが飲みやすいようにサポートする哺乳器～

2012年8月20日 リニューアル発売

　ピジョン株式会社（本社：東京、社長：大越 昭夫）は、口唇口蓋裂児が飲みやすいよう工夫した哺乳器「口唇口蓋裂児用　哺乳器セット・乳首」を、２０１２年８月２０日（月）よりリニューアル発売します。

　 本商品は、創業以来行っている長年の哺乳研究から、口唇口蓋裂児用として1977年に発売した病産院向けの哺乳器です。哺乳研究を深耕させる中でさらなる使いやすさを目指し今回リニューアルいたします。

　まず、乳首の材質をシリコーンゴムへ変更いたしました。加えて、赤ちゃんの状態に合わせてご使用いただけるよう乳首のサイズも増やし、レギュラーサイズとスモールサイズの２種類から選んでいただけるようにいたしました。乳首は口唇口蓋裂児の口に合わせた形状、サイズとなっており、先端部分が大きく、口唇または口蓋の披裂部からの空気もれ・さく乳した母乳やミルク（※以下、母乳等）のもれを防ぎます。また、付属の逆流防止弁を乳首の中にセットすることで、哺乳中に、母乳等がボトルに戻るのを防ぎ、乳首部分に母乳等を溜めることができるので、赤ちゃんの哺乳力にあわせて、飲む力が弱い場合でも、スムーズに母乳等が出るような設計となっています。

　また、ボトル部分につきましても、透明度を高くし中身を見やすくしました。さらに、使用される方が押しやすい硬さに変更し、哺乳力の弱い場合には、ボトルを押すことでも授乳をサポートできるように、やわらかいボトルにしております。

　本商品は、病産院向けに提供している商品ですが、ベビー用品専門店やドラッグストアにてお取り寄せいただけます。また、1977年の発売から現在まで、発売当初の価格のまま提供させていただいている商品となっており、今回のリニューアル発売においても価格変更はありません。

※口唇口蓋裂：先天性障がいの一つであり、軟口蓋あるいは硬口蓋またはその両方が閉鎖しない状態の口蓋裂と、口唇の一部に裂け目が現れる状態の口唇裂の総称です。日本では年間約2,000人（約400から600人に1人の割合）の出現があります。