ピジョンにっこり授乳期研究会「しあわせ授乳サポートBOOK」(日本)

  • 3: すべての人に健康と福祉を
  • 17: パートナーシップで目標を達成しよう

2021.04.30

 「ピジョンにっこり授乳期研究会」は、授乳期の課題を見つけ、ソリューションを提供するプロジェクトとして2015年3月に発足し、授乳期のママ・パパと赤ちゃんに携わる専門家と共に、活動を続けています。その活動の1つが「しあわせ授乳サポートBOOK」の配布です。2016年から配布を開始し、これまでに累計で約66万部(2021年4月9日現在)を、病産院や行政などを通じて、プレママ・プレパパやママ・パパに無償で提供しています。

しあわせ授乳サポートBOOK制作・配布の背景

ピジョンにっこり授乳期研究会では、日本のママの授乳状況と意識について把握するため、日本・中国・米国のママを対象に、2014年に授乳に関する調査を実施しました。その調査結果を元に、日本のママたちの戸惑いを減らし、授乳期をより幸せに過ごしてもらうためには、妊娠中から、授乳に関する包括的な情報提供が必要と考え、「しあわせ授乳サポートBOOK」を制作し、配布を開始しました。

「授乳に関する3ヵ国調査」結果

日本のママは中国・米国に比べ、早くから「授乳が軌道に乗った」と答えた割合が少なく、手探り感のある期間が長い傾向がありました。

「授乳に関する3ヵ国調査」結果の詳細は、こちらからご覧になれます。

しあわせ授乳サポートBOOKの特長

この「しあわせ授乳サポートBOOK」は、授乳に関する大切な5つのポイントをわかりやすくまとめました。本冊子は、ピジョンにっこり授乳期研究会のホームページからご覧になれます。

  1. 「はじめてのおっぱい(授乳)」や「はじめてのラッチオン感覚」に関する情報を提供し、ママたちが「母乳育児をやれているサイン」として認識できるよう工夫することで、手探り感のある授乳期に、少しでも自信を持てるようにしました。
  2. 授乳のやり方は十人十色であることを一貫して伝え、ママたちが自分の状態を肯定できるようにしました。
  3. 「妊娠中にこれだけはやっておきたいこと」をまとめ、出産前から具体的に準備を進められる工夫や、周囲の人にサポートをお願いしやすくする工夫をしました。

本研究会は、「しあわせ授乳サポートBOOK」を社会に広める活動を行いながら、ママ・パパたちが授乳期をより幸せに過ごせるよう、今後もさらに研究を進め、社会に情報を発信していきます。