ピジョンの哺乳器ー資源リサイクル実証実験の実施(日本-ピジョン)

  • 12: つくる責任つかう責任
  • 17: パートナーシップで目標を達成しよう

2022.12.05

ピジョン株式会社(以下、ピジョン)と株式会社赤ちゃん本舗は、プラスチックなどの資源の循環利用を目的として、関東エリアのアカチャンホンポ10店舗において、ご家庭で使わなくなったピジョンの哺乳器※1の回収ボックスを設置し、資源リサイクルする実証実験を実施いたします。期間を2022年8月25日~11月30日までとしておりましたが、好評につき2023年2月28日(火)まで延長となりました。

※1哺乳器:哺乳びん(容器)+乳首+フード・キャップで構成された1つの製品

リサイクルが進まない哺乳器

哺乳器には、プラスチック製と耐熱ガラス製の2種類があります。プラスチック製の哺乳びんにおいては、プラスチックを細かく素材別に分別し、回収する仕組みがなく、また耐熱ガラス製の哺乳びんは特殊なガラスのため、一般的に「資源ごみ」ではなく「不燃ごみ」として扱われます。これらの理由から、哺乳器のリサイクルは進んでいない現状でした。

哺乳器の回収とリサイクル

今回、赤ちゃん本舗とプラスチックのリサイクルトータルプロデュースを行う株式会社パンテックと共働し、製品回収と資源リサイクルに取り組む実証実験を行います。お客様によってアカチャンホンポの対象店舗に持ち込まれた哺乳器は、ピジョンが回収し、素材ごとに分別を行い、リサイクル工場へ発送を行います。その後、リサイクル工場で粉砕~再生原料化され、プラスチックはプランター、パレット、食品・薬品工場ラインの配管などに、ガラスは路盤材などを製造するための原料の一部に、生まれ変わります。また、回収した哺乳器の一部は、将来的に再生されたプラスチックやガラスをピジョン製品に活用することを目指した検証にも用います。

私たちは、「明日生まれる赤ちゃんの未来にも豊かな地球を残す」ため、今後も環境への取り組みを強化してまいります。