地域のごみ問題解決に向けた取り組み(インドネシア)
2022.11.30
PT. PIGEON INDONESIA(以下PI)は、2022年8月からBank Sampah Digital(以下BSD)と協働し、地域のごみ問題解決に向けた取り組みを開始しました。
インドネシアでは、家庭内でごみの分別が浸透していないことやポイ捨てが地域社会の問題となっています。PIは、この問題を解決するために、BSDと協働で「Bank Sampah(廃棄物バンク)」プログラムを開始しました。
このプログラムでは、参加した地域住民に、まず健康かつ清潔な生活習慣について説明します。次に、廃棄物は収集・分別した後、生ごみはコンポストで堆肥化し、経済的価値のあるものは換金することで、ごみの削減と所得向上にもつながることを説明します。最後に、実際に廃棄物バンクやコンポストキットを用いてトレーニングも行っています。
このプログラムには、家庭の「原動力」である、100人以上の女性が参加しています。彼女たちの環境への関心や所得の向上を図ると共に、コミュニティの力を高めることで、活動を自発的かつ継続性のあるものにします。
また、地域住民だけではなく、PIの工場見学に来た小学生向けのごみに関する環境教育や、従業員向けの廃棄物に関する研修も実施しています。
工場見学と廃棄物バンクプログラム
私たちは、「明日生まれる赤ちゃんの未来にも豊かな地球を残す」ため、地域社会とも連携し、今後も環境への取り組みを推進してまいります。