植樹による環境保全活動(タイ)

  • 環境負荷軽減
  • 13: 気候変動に具体的な対策を
  • 15: 陸の豊かさも守ろう
  • 17: パートナーシップで目標を達成しよう

2023.01.26

PIGEON INDUSTRIES(THAILAND)CO.,LTD.(PIT)では、2019年から、タイ政府 天然資源・環境省 森林局の協力の下、チャチュンサオ県のタイ国有林で植樹活動を行っています。この植樹活動には、これまでの4年間で、130名の従業員が参加し、12,800㎡の土地に約1,700本の苗木を植え、合計約13.2tのCO2を吸収しました。

森林はCO2を吸収することで地球温暖化を防ぎ、生物多様性の保全にも役立つことは広く知られていますが、タイのように熱帯で雨が多い国々にとって、森林は洪水を防ぐ上でも重要な役割を果たしています。

また、単に植樹を行うだけではなく、植樹を通じて以下の社員教育を行っています。
1. 森林保全や地球温暖化防止への意識醸成
2. 生態系を維持するための森の育て方や樹木の種類などについて
3. ゾウなどの野生動物の食料源確保につながる森林保護の重要性

特に、ゾウは、タイの人々にとって、神聖な動物であると同時に、日常の生活も共に支え合うパートナーです。しかし、現在タイでは、森林伐採などにより、かつて数十万頭いたゾウも、今日では5,000頭を下回り絶滅危惧種に指定されています。エサ不足から森を出て農作物を食べてしまい、農民とトラブルになることもあります。
このPITの植樹活動は、野生のゾウの自然の採餌場を作るためにタイ国王が指揮する森林再生プロジェクトの一環でもあります。ゾウは森林保護の指標にもなっています。

また参加者は活動に参加することで、社会献身への意義、団結についても学んでいます。

わたしたちは、環境負荷を減らし、タイの生物多様性を守るため、これからもこの活動を続けていきます。