資源リサイクル実証実験-哺乳器回収エリア拡大(日本-ピジョン)

  • 環境負荷軽減
  • 12: つくる責任つかう責任
  • 17: パートナーシップで目標を達成しよう

2023.03.14

ピジョン株式会社(以下、ピジョン)と株式会社赤ちゃん本舗(以下、赤ちゃん本舗)は、プラスチックなどの資源の循環利用を目的として、関東エリアのアカチャンホンポ10店舗において、ご家庭で使わなくなったピジョンの哺乳器の回収ボックスを設置し、資源リサイクルする実証実験を2022年8月25日から開始しております。この度、哺乳器の回収ボックスの設置をアカチャンホンポ全国124店舗に2023年3月17日(金)から拡大いたします。

※哺乳器:哺乳びん(容器)+乳首+フード・キャップで構成された1つの製品。

リサイクルが進まない哺乳器

哺乳器には、プラスチック製と耐熱ガラス製の2種類があります。 プラスチック製の哺乳びんにおいては、プラスチックを細かく素材別に分別し、回収する仕組みがなく、また耐熱ガラス製の哺乳びんは特殊なガラスのため、一般的に「資源ごみ」ではなく「不燃ごみ」として扱われます。これらの理由から、哺乳器のリサイクルは進んでいない現状でした。

哺乳器の回収とリサイクル

上記の背景を踏まえ、赤ちゃん本舗とプラスチックのリサイクルトータルプロデュースを行う株式会社パンテックと共働し、製品回収と資源リサイクルに取り組む実証実験を開始しています。お客様によってアカチャンホンポの対象店舗に持ち込まれた哺乳器は、ピジョンが回収し、素材ごとに分別を行い、リサイクル工場へ発送を行います。その後、リサイクル工場で粉砕~再生原料化され、プラスチックはプランター、パレット、食品・薬品工場ラインの配管などに、ガラスは路盤材などを製造するための原料の一部に、生まれ変わります。
本実験は、関東エリアのアカチャンホンポ10店舗で開始し、2022年8月25日~2023年2月末までに、プラスチック製哺乳びん926本、ガラス製哺乳びん956本、乳首2,358個、その他パーツを含め合計で7,437個を回収しました。これらの回収した耐熱ガラス製の哺乳びんにおいては、一部を原料として使用し、新たな哺乳びんとして生まれ変わらせる「循環型ものづくり」の取り組みも、2023年3月頃より開始していくこととなりました。

【アカチャンホンポ全店での回収ボックス設置の概要】
・回収対象製品は、当社のプラスチック製哺乳びん・耐熱ガラス製哺乳びん、乳首、フード、キャップです(ピジョン製品以外は対象外)。
・アカチャンホンポ全国124店舗における回収ボックスの設置は、2023年3月17日(金)です。
・対象商品をお持ちいただいたお客様は、店頭の回収ボックスに記載の2次元コードから「記念フォトフレーム」をダウンロードいただけます。

私たちは、「明日生まれる赤ちゃんの未来にも豊かな地球を残す」ため、循環型社会の実現を目指し、哺乳器の回収と資源リサイクルの検証を進めてまいります。