リーズ大学博士課程における奨学金制度を支援(UK)

  • 13: 気候変動に具体的な対策を
  • 17: パートナーシップで目標を達成しよう

2021.08.20

LANSINOHでは、2030年までにクライメイト・ニュートラルな企業になることを目指し、第三者認証を得た温室効果ガスの排出削減目標「スコープ1&2:2019年比46%削減・スコープ3:2019年比69%削減(売上原単位)」を掲げています。私たちは科学的根拠に基づいた気候変動対策を実施するため、現在進められている気候に関連した研究を支援し新たな変化を生み出すことが重要だと考えています。研究成果は私たちにとっても知見となり、気候変動対策へと活かすことができます。そこで、2020年10月からの3年間、LANSINOHではイギリスにあるリーズ大学の気候科学博士課程における奨学金制度の支援を開始しました。

リーズ大学に拠点をおくプリーストリー国際気候センターでは、世界最先端の専門知識を結集することで、気候変動が社会や生態系へもたらす問題を解決するための研究を行っています。その中で私たちは、「低炭素社会のコベネフィットー大気質改善と地球温暖化防止」についての研究を支援しています。

大気汚染は、世界各国で健康を脅かす主な要因として挙げられています。この大気汚染の多くが化石燃料の燃焼によるもので、気候変動の直接的な原因にもなっています。この研究では、低炭素社会を目指すことで気候変動を解決するだけでなく、大気汚染を改善し、人々の健康に寄与する方法について、次世代の化学モデルと気候モデルを用いて探ります。研究の成果が政府の意思決定に影響を及ぼすことで、大気汚染の影響から人々を守ることに役立ちます。

プリーストリー博士課程研究員 Connor Claytonさんのコメント

「この重要な研究に参加できることを楽しみにしています。研究では、低炭素社会の確立によって地球温暖化を防止できるだけでなく、私たちの健康も改善されることをより明確に示す手段を模索します。科学界、一般市民、政策立案者の間の隔たりを埋めることに大きく貢献できる刺激的な機会です。」

私たちは、名門リーズ大学と提携し、国連の「持続可能な開発目標ー17 パートナーシップで目標を達成しよう」に特化した支援に深く関われることを嬉しく思っています。これからもすべての赤ちゃんとそのご家族、そして地球の豊かな未来のために活動を続けていきます。