#ちいさな命を応援しよう
母乳バンク~ピジョンは母乳バンクを応援しています~
「母乳バンク、知っていますか?」動画
母乳バンクの基礎情報
母乳バンクとは?
母乳バンクとは、ご自身のお子さんが必要とする以上に母乳が出るお母さんがドナーとなり寄付いただいた母乳を、安全に低温殺菌処理、細菌検査、冷凍保管し、NICU(新生児集中治療室)の要請に応じて、「ドナーミルク」として体重1,500g未満(極低出生体重)の赤ちゃんに提供する仕組みです。
どうして必要なの?
体重1,500g未満で生まれた小さな赤ちゃん、早産で生まれた赤ちゃんは、お腹の外の世界で生活するための機能が未熟で、様々な病気にかかるリスクを抱えています。そんな早産や小さく生まれた赤ちゃんにとって、母乳は単に“栄養”だけではなく、感染症や腸の病気から身を守るための“薬”※1のように大切なものです。
しかし、お母さんの体調が悪い、十分な量の母乳が出ないなど、自らのお母さんから母乳を得られない場合があります。
そんな赤ちゃん、そしてお母さんのために「ドナーミルク」が必要です。
母乳には、特に赤ちゃんの生死に関わる腸の病気(壊死性腸炎)に罹るリスクを、ミルク(人工乳)に比べおよそ1/3に低下させる効果があると言われています。※2また、2002年にWHO(世界保健機構)より「母親の母乳が得られない場合は、ドナーミルクが第一選択である」と推奨されました。
※1 ドナーミルクの使用可否は医師の判断に基づきます。
※2 QUIGLEY M A.HENDERSON G. ANTHONY MY. ET AL.FORMULA MILK VERSUS DONOR BREAST MILK FOR FEEDING PRETERM OR LOW BIRTH WEIGHT INFANTS. COCHRANE DATABASE SYST REV. 2007; (4):CD002971.
どのように赤ちゃんに届くの?

どれくらい安全なの?
赤ちゃんに安全なドナーミルクを届けるため、国際的な運用基準に基づき、厳格に処理・保管が行われています。
そして、細菌培養検査で厳しい基準を満たしたドナーミルクのみを提供しています。
の処理フロー
私たちにできることは?
定期的に「ピジョン母乳バンク寄付キャンペーン」を行っています。詳細はキャンペーンサイトをご覧ください。
また、SNS等で母乳バンクに関する情報を共有いただくことも、認知を広げる支援につながります。
\みんなで発信しよう!#ちいさな命を応援しよう #母乳バンク/
ドナーミルクが小さな赤ちゃんの選択肢として当たり前になることを目指して。
「#ちいさな命を応援しよう #母乳バンク」を付けて母乳バンク・ドナーミルクに関する情報をシェアしませんか?
母乳バンクについてのよくあるご質問(Q&A)
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- Q母乳バンクは日本にいくつありますか?
- A2023年度現在、日本には3ヵ所あり、日本母乳バンク協会と日本財団母乳バンクの2法人で運営しています。
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- Q人工乳よりも、ドナーミルクの方が優れているところ教えてください。
- A人工乳は牛乳由来です。そのため、腸の粘膜が弱い極低出生体重児などの赤ちゃんが消化するのには、負担を伴います。
また、極低出生体重児の赤ちゃんの生死にかかわる壊死性腸炎 (腸の一部が壊死してしまう病気)は、母乳で育てた時よりも人工乳で育てた時の方が高い確率で起こることもわかっています。
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- Q母乳をピジョン本社1Fのさく乳室でさく乳し、そのまま1Fにあるバンクに預けることはありますか。
- Aいいえ。基本的に、ドナーのお母さんにはご自宅などでさく乳していただき、母乳フリーザーパックに入れたものを冷凍し、クール宅急便でお送りいただくことになっています。当社内で、お母さんがさく乳し、そのまま母乳を預けることは原則できません。
ご利用ご家族向け
ドナーミルクご利用家族向け・情報Book


この本は、赤ちゃんが小さく生まれ、お母さんご自身の体調もまだすぐれない中、突然ドナーミルクを案内され、不安に感じたというお母さん・お父さん・ご家族の声から生まれたB O O K です。実際にドナーミルクを利用されたお母さん・お父さんの体験談など生の声に加え、ドナーミルクに関する正しい情報をまとめました。ドナーミルクに対する理解が深まることに役立ち、お母さん・お父さんの心の負担が少しでも和らぐことを願っています。
医療従事者向け
ドナーミルクご利用医療従事者向け・動画

この動画は、医療従事者の方に向けて、母乳バンク・ドナーミルクの情報をまとめています。
新しくドナーミルクを導入する病院の医療従事者の方やすでに導入している病院の医療従事者の方にもご活用いただけますと幸いです。

ピジョンの支援のご紹介
ピジョンは2020年から日本母乳バンク協会のゴールドスポンサーとして支援を開始しています。
同年9月には、当時国内2拠点目となる母乳バンク「日本橋 母乳バンク」(運営:日本母乳バンク協会)を、当社の全面サポートによりピジョン本社1階に開設しました。
その後も、当社が持つ妊娠期~子育て期のママ・パパや病産院との接点を活かした様々な認知拡大・支援活動を展開しています。
当社本社1階に設置されている「日本橋 母乳バンク」
主力商品のパッケージに母乳バンク情報を掲載
ドナーが使用するさく乳器と母乳フリーザーパックの無償提供
ドナーミルクご利用ご家族向け情報Bookの制作
医療従事者向け動画の制作
また、母乳バンク寄付キャンペーンなども行っています。
報道関係者向け
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認知度調査
母乳バンクの認知度に関する調査を毎年実施しています。
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その他ピジョンの支援活動
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問い合わせ先
認知度調査、その他のお問い合わせ/取材はこちらまでご連絡ください。
ピジョン(株)PR対応窓口
メール:press.pgn@pigeon.com
電話:03-3661-4188
一般社団法人 日本母乳バンク協会
代表理事 水野克己先生のコメント
母乳バンクに母乳を届けてくださるお母さん、わが子にドナーミルクが栄養されるのを見つめるお母さん、ドナーミルク利用を判断する医師、ドナーミルクを扱う看護スタッフ、母乳バンクで処理されたドナーミルクには多くの方が関わっています。そのすべての皆様になぜドナーミルクが必要なのか、ドナーミルクは安全なのか、母乳バンクではどのようなことを行っているのか、たくさんの疑問にわかりやすく答えていかなければなりません。日本の母乳バンクの特徴は官民学一体となって“小さな命”のために活動していることです。これは海外では例を見ないことです。少子化が進む今、さらに赤ちゃん一人ひとりを大切にすくすく育ってもらえるようみんなの支援がこの活動に向かっていくことを願っております。
水野克己医師
一般社団法人 日本母乳バンク協会 代表理事
日本財団母乳バンク理事長
昭和大学医学部 小児科学講座小児科学部門 教授
公益社団法人 日本小児科学会 理事
<ご協力のお願い> 日本母乳バンク協会では、個人(一口3千円~)・法人(一口10万円~)からの寄付を募集しています。当協会の趣旨にご賛同いただける方は、寄付金という形で「小さな命」を健やかな成長の「お手伝い」にご協力ください。詳しくは日本母乳バンク協会
へ