売上高は前年同期比7.1%増の197億80百万円となり、セグメント利益は、高付加価値品の販売拡大等による売上総利益の増加に加え、販売費及び一般管理費率の改善もあり、同57.5%増の17億44百万円と、大幅な増益となりました。
ベビーケア(育児および女性向け用品)では、育児家電やベビーフード、スキンケアの伸長をはじめとする高付加価値品の牽引により、増収となりました。また新商品として、透き通るようなデザインに加え、乳首の素材として環境に配慮したシリコーン原料を使用した哺乳器・乳首「母乳実感®Sheer」のほか、野菜が不足しがちな幼児期のお子さまに向けた「すくすくタブレット いちご味」、親子の時間を彩るベビーマッサージオイル「kaorigocochi(カオリゴコチ)」、「ピジョンキッズ」より「魔法のあわあわボディソープ」「魔法のあわあわシャンプー」の販売を開始するなど、ベビー向けに加えてエイジアップ商品による顧客生涯価値(LTV)の拡大も強化しました。販売チャネルでは、オフラインでの販売改善に加え、自社ECも前年同期に比べ力強い成長を見せました。コミュニケーション施策の一環として、新商品先行体験会やSNSを活用した商品紹介や販促に加え、医療従事者向けオンラインセミナーを開催するなど、継続的なブランド強化にも取り組んでいます。
ヘルスケア・介護では、主力ブランド「ハビナース」の既存品における付加価値提案の強化と、効率的な事業運営による収益性の向上に注力しました。
子育て支援では、事業所内保育施設等51箇所にてサービスを展開し、今後もサービス内容の質的向上を図っていきます。
Heart Report 2026年12月期(70期)中間報告書
当中間期の経営成果
売上高は、日本事業の育児家電、ベビーフード、スキンケア等の高付加価値品が好調だったことに加え、中国事業をはじめとする海外事業でも哺乳器・乳首等の主力商品が堅調に推移したことで、全事業で増収となり、前年同期比9.8%増の589億77百万円となりました。増収による売上総利益の増加に加え、売上総利益率が前年同期から改善し、営業利益は同17.9%増の78億78百万円、経常利益は同16.2%増の79億86百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同12.9%増の52億21百万円となりました。
なお、当中間連結会計期間より、従来「ランシノ事業」としていた報告セグメントの名称を「米州・欧州事業」 に変更しています。当該変更は報告セグメント名称の変更であり、セグメント情報に与える影響はありません。
事業ごとの成果
日本事業
中国事業
売上高は前年同期比13.2%増の240億72百万円となり、セグメント利益は増収に伴う売上総利益の伸長が販管費を吸収し、同7.7%増の61億36百万円となりました。
中国本土では、消耗品類等で減少が見られた一方、主力の哺乳器・乳首、スキンケアの伸長等もあり、現地通貨ベースの売上高は前年同期並みの水準を維持しました。また新商品として、日本事業と同じく新素材の乳首を使用した哺乳器・乳首や、好評を博している「桃の葉シリーズ」よりUVケア商品やシャンプー等の販売を開始するなど、競争力を強化しました。販売チャネルでは、オンラインを中心に成長が継続しており、当中間期の最大のEC商戦「618」に向けて新商品などのプロモーション強化を徹底した結果、大手EC自社旗艦店等の消費者向け販売(セルアウト)は前年同期を上回って推移しました。
なお、当事業が管轄する韓国および北米市場(ピジョンブランド)では、現地販売子会社を起点としたブランド強化および販売・マーケティング活動に取り組んだほか、特に北米市場では、哺乳器・乳首を中心としたピジョンブランドの育児用品の販売が好調に推移しました。
シンガポール事業
売上高は前年同期比1.2%増の72億87百万円となり、セグメント利益は、収益性の高い広口哺乳器・乳首の伸長による売上総利益率の改善等はありましたが、中東情勢の影響によって同4.9%減の10億59百万円となりました。
当事業が管轄するASEAN地域およびインド等では、中東情勢の影響により中東向け出荷の一部停止に見舞われましたが、哺乳器・乳首を中心とした主力商品の販売は堅調に推移し、売上高は概ね前年同期並みとなりました。特にマレーシアやオーストラリアでの販売が引き続き好調に推移したほか、インドネシア市場向けには広口哺乳器の販売強化へ向けた戦略商品の投入を開始しました。引き続き、上位中間層以上のお客様をターゲットとし、基幹商品である哺乳器・乳首およびベビースキンケアを中心とした積極的な販売・マーケティング活動の展開や広口哺乳器・乳首のさらなる浸透を図っていきます。
米州・欧州事業
売上高は前年同期比15.3%増の122億39百万円となり、セグメント利益は、哺乳器・乳首の米国市場攻略に向けたマーケティング費用等を吸収し、同90.9%増の9億28百万円となりました。
主力市場の北米では、新規獲得および認知度向上のためのプロモーション施策を強化した結果、哺乳器・乳首の販売が大幅に伸長したほか、主力商品の乳首ケアクリームも堅調に推移しました。一方、さく乳器カテゴリや消耗品等における競争激化等の影響もあり、現地通貨ベースでの売上高は前年同期を下回りました。欧州では、主要国(ドイツ、イギリス、トルコ、フランス等)すべてで大幅に売上高が伸長しました。哺乳器・乳首、さく乳器の販売が好調に推移し、現地通貨ベースでの売上高は前年同期を上回りました。




