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赤ちゃん一人ひとりの輝きを育むための取り組み

コロナ禍で助けを必要とする赤ちゃんとご家族のために

2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるパンデミックにより、都市封鎖(ロックダウン)や外出制限、外出自粛、ソーシャル・ディスタンシングの徹底など、私たちの生活は大きく変容することを余儀なくされました。WHOがパンデミックを宣言した2020年3月11日から40週の間に、全世界で約1億1,600万人の赤ちゃんが生まれてくると言われています。
世界各地に拠点を持つピジョングループでは、各拠点の自発的な取り組みとして、パンデミックのさなかに生まれてきた赤ちゃんとそのご家族を支援するための活動を行っています。

COVID-19流行による、出産・育児環境の変化

妊娠中 感染症の流行が続く中、出産を控えたママたちは、従来以上に、胎児への影響や出産・育児に対する不安を抱えています。特に、妊娠後期の妊婦さんは感染した場合の重症化リスクが高まるとのレポートもあり、同居家族を含め、徹底した感染予防を継続しなければなりません。
※日本産婦人科医会

    • 不要不急の外出制限により以下のような変化がありました。
    • ・通常とは異なる検診間隔に調整された
    • ・病院に連れてこられない小さなお子さんの預け先の確保に苦労した
    • ・市区町村や企業が主催する両親学級やプレママセミナーなどが開催されず、妊娠・出産・育児に関する情報取得の機会が減った
    • ・同時期に出産を控えたママ同士の出会い・交流の場がほとんどなく、孤独感を強めたまま出産を迎えた
    • ・ベビーシャワー(妊婦さんのためのお祝い習慣)ができなかった

出産

  • コロナ禍では、万が一、ママが感染した際、出産の病院を変更しなければならないケースも出てきます。加えて外出制限もあり、里帰り出産をはじめ、当初予定していた病院での出産計画を断念せざるを得ないケースも多々見られています。
    また病院には免疫力が低下している患者さんもいることから、医療従事者だけでなく、入院患者の家族やお見舞いなど、病院そのものへの出入りに対して厳格な感染予防措置が今もなお取られています。産科においても、立ち合い出産の禁止や面会禁止・制限がかけられるなど、世界各国で、一人で出産に立ち向かうママの姿が多く見られます。低出生体重児などが入院するNICU(新生児集中治療室)での面会制限も例外ではなく、生まれたばかりの赤ちゃんとママが何日も会えないケースもあります。
    ※2020年10月現在

育児

  • パパにとっては、ママの妊娠期間中に、従来ならできていた両親学級への参加や立ち合い出産、さらにはベビーグッズの買い物といった、パパになるための準備機会がこのコロナ禍で減ってしまい、パパとしての自覚を持つまでに従来以上に時間がかかるといった変化が見られています。
    また産褥期や産後のママの負担は大きく、その軽減に貢献していたベビーシッターやナニーも、このコロナ禍で、外出規制や感染拡大防止の観点から、住み込み以外の形態での雇用が難しい状況になっています。家事・育児をサポートする方々の失業問題と、人の手を借りられずに育児に直面するパパ・ママの不安が拡大しています。

この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にするために

ピジョングループは、「この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にします」という存在意義の下、こうしたコロナ禍でさまざまな不安や問題に直面している方々のために、ピジョンだからこそできる活動を継続して行っています。

妊娠中や産後のママとパパをサポートする

コロナ禍で育児に不安を抱えるママ・パパに向けて、小児科医など専門家を交えたSNSでのお悩み相談や、オンラインを活用した母乳育児セミナーの開催、新生児ケアの情報提供を、日本、米国、マレーシア、中国、シンガポールなど、世界各地で実施。世界中のママ・パパとピジョンが直接つながり向き合うことで、ママ・パパたちの不安軽減・解消につなげることができました。医療従事者や専門家と協働でオンラインを活用したお客様コミュニケーションを、今後もさらに推進していきます。

  • オンライン母乳育児セミナー(マレーシア)オンライン母乳育児セミナー(マレーシア)

  • お悩み相談サイト(日本)
    お悩み相談サイト(日本)

渡航制限で離れ離れになったママと子をつなぐ

シンガポールは、全人口570万人のうち約3割を外国人労働者が占め、なかでもその44%が隣国・マレーシアからの労働者となっています。住み込みの家政婦(confinement nanny)として働くマレーシア人も多く、週に1回、マレーシアに戻って家族と過ごす生活を送っている人もいます。ところがコロナ禍によって国家間の往来に制限がかかると、彼女たちは、家族に会いに帰ることを断念するか、シンガポールでの仕事を失うリスクを覚悟の上で2週間の隔離期間を経て本国に戻るかの選択を迫られました。そしてその多くが、前者を選択したのです。彼女たちの中には、本国で自身の帰りを待つ乳児がいる人もいます。これまで直接届けていた母乳がパンデミックによる渡航制限で届けられなくなってしまった。そうしたママたちをサポートするために、ピジョンでは、母国に住む子どもたちに母乳を届けられるよう、無償で母乳保存バッグやさく乳器を提供しました。

社員と地域の皆様の健康と安全を守る

ピジョンには、育児用品を安定して供給する使命があります。この使命をコロナ禍でも果たし続けるためにも、ピジョングループは、各国で徹底した感染防止対策を講じ、社員の雇用維持を優先しながら、新しい行動様式の実践、定着を図っています。日本では2月から、妊娠中の社員は原則在宅勤務体制としたほか、対面でお客様への営業を行う店頭販売員活動も中止しました。また、日本を含む世界各国の当社販売拠点および工場で、テレワークや時差出勤等の柔軟な勤務体制を迅速に整備、実践しています。

  • 食堂でも対面を避けて座る(タイ)食堂でも対面を避けて座る(タイ)

  • 工場の消毒回数をより頻回に(トルコ)工場の消毒回数をより頻回に(トルコ)

最前線で働くエッセンシャルワーカーを応援する

エッセンシャルワーカーに向けて、当社製品の寄付を通して感謝と支援の意思を伝えています。中国では抗菌ハンドジェルや、医師・看護師のご家庭にベビー用品を、日本では手指消毒による手荒れ対策としてハンドローションを、スペインではマスク跡のスキンケア用としてラノリンクリームを寄付したほか、欧米では、SNSを通じて謝意を伝える投稿を定期的に発信しています。

最前線で働くエッセンシャルワーカーを応援する

高齢者介護施設や保育施設向けに「マスク用取り換えシート」を無償配布

コロナ禍においては、健康・衛生・清潔・栄養・免疫をキーワードとした需要が拡大しています。日本にあるピジョンマニュファクチャリング兵庫(当社生産工場)では、母乳パッドの生産ノウハウを活かして、準備期間わずか1カ月で 「マスク用取り替えシート」を開発、製造しました。マスクの汚れ防止とフィルター効果を特徴としたこの取り替えシート約6万枚を、高齢者介護施設や保育施設のスタッフ用に無償で配布しました。今後は新型コロナウイルスに限らず、 災害対策商品の企画や開発も推進していきます。

「この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にする」ために、ピジョンは今日も、赤ちゃんとそのご家族のために、支援を続けています。

高齢者介護施設や保育施設向けに「マスク用取り換えシート」を無償配布