母乳が出るメカニズムを研究・解明し母乳育児を支援
赤ちゃんを産み育てることがハードルにならない
母乳が出るメカニズムを研究・解明し母乳育児を支援
日本
北欧諸国のようにジェンダー平等が進む国がある中、日本はそのような国々と比較するとまだまだ女性の社会進出が後れており、G7の国の中では最下位になっています。そのような状況になる要因は様々ありますが、その一つに「育児と仕事の両立支援が不十分である」ことも挙げられています。
「育児と仕事の両立支援」とは職場の育児制度等のことばかりだけではなく、母乳で赤ちゃんを育てたいと思うママが職場復帰を考える際に、母乳育児の継続を支援していくことも「育児と仕事の両立支援」の方法のひとつであるとピジョンは考えています。
母乳が出るメカニズムの研究をなぜ行うのか
職場復帰等でママが赤ちゃんに直接授乳することが難しくなってしまう場合でも、さく乳をすることで母乳の分泌を維持し、さく乳した母乳を赤ちゃんに与えることで母乳育児を継続することができます。
ピジョンでは「母乳が出るメカニズム」の研究を重ねていくことで、さく乳器の商品開発やママに有効な母乳育児支援に繋がる情報提供に活用していくことが出来ると考えており、母乳の出るメカニズムを研究しています。
母乳が出るメカニズムの研究とは
授乳中のママの乳房ケアの方法として、助産師の方による乳房マッサージやさく乳器の使用などがあります。乳房マッサージは助産師の方が指でママの乳房を押す動作によって、そしてさく乳器は吸引による陰圧によって、乳房から母乳が出ます。ピジョンは母乳が出るメカニズムを研究・解明していく一歩として、乳房マッサージとさく乳器が乳房に及ぼす力学的作用を明らかにする研究を行いました。
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研究者による測定の再現をしているところ
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人体の模型も用いて研究
研究論文と受賞
この研究は、助産師の方が行う乳房マッサージやさく乳器が乳房全体に与える力学的作用を明らかにした初めての研究で、「看護理工学会誌」にも掲載をされ、「看護理工学会 2024年度奨励賞」も受賞しております。
ピジョンはこれからも、母乳育児の継続をさまざまなかたちで支援していくことで、育児と仕事の両立支援にも役立ててまいります。
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2025.11
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