消費者志向自主宣言 活動報告(2025年)

私たちピジョングループは、社員一人ひとりが大切にする企業理念として「Pigeon Group DNA・Pigeon Way」を掲げています。そしてPigeon Wayの構成要素の中心である存在意義を「赤ちゃんをいつも真に見つめ続け、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にします」とし、その実現に向けた活動を推進できる体制を構築しています。
2025年には、変化の激しい時代にも社員が迷うことなく存在意義の実現に向けた活動ができるよう、“心”と“行動”のよりどころとして4つの「Spirit」を定義しました。
私たちは、世界中のご家族が赤ちゃんを育てる喜びや幸せを感じている時はもちろん、子育てにおいてしばしば起きる大変な時にもそっと寄り添える企業でありたいという一途な想いと共に、赤ちゃんにやさしい場所の実現に向けて進んでまいります。

Pigeon Group DNA・Pigeon Wayはこちら

みんなの声を聴き、かついかすこと

グッドデザイン賞の受賞

2025年のグッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)に「magmag(マグマグ)成長実感」「食事補助具 自分で食べるミールキャッチ」が受賞しました。今年度は、商品に加え、日本全国の中学生向けに提供する「赤ちゃんを知る授業―赤ちゃんにやさしい未来のために―」が、当社として初となる「取り組み」分類での受賞を果たしました。

キッズデザイン賞の受賞

2025年のキッズデザイン賞(主催:特定非営利活動法人キッズデザイン協議会) に、「ベビーカー epa(エパ)」「magmag(マグマグ)成長実感」「哺乳びんスチーム除菌・乾燥器 ポチットスリム」の 3商品が受賞しました。

  • 2025年キッズデザイン賞

マザーズセレクション大賞 2025の受賞

「哺乳びんスチーム除菌・乾燥器 ポチット」シリーズが、 子育て期のママ・パパたちの投票のみで選ばれる「マザーズセレクション大賞 2025」(主催:一般社団法人日本マザーズ協会)を受賞いたしました。

iF DESIGN AWARDの受賞

iF International Forum Design GmbH が主催する世界的なデザイン賞「iF DESIGN AWARD 2025」を 「ロングフィーダー(Long Feeder)」「母乳実感®パーツ(ストロー、ふた)(Nursing Bottle Extended-Use Lid and Straw)」の2 商品にて受賞しました。

  • iF DESIGN AWARD 2025

お客様の声を活かした商品改善への取り組み

お客様の商品に対するご意見・ご要望は、苦情対応マネジメントシステムに則り、毎月の「カイゼン会議」において、商品開発部門、品質管理部門、お客様相談室で検討し、商品の改善につなげています。WEB会議も活用し、2025年度の具体的な改善に結びついた件数は、12件でした。

未来・次世代のために取り組むこと

東京都主催の中高生職業体験事業に参画 中高生が職業体験で「赤ちゃんにやさしい社会」を考える

当社は、東京都が主催する「こどもスマイルムーブメント」に参画し、取り組みの一環である中高生職業体験事業の受け入れ企業として、2025 年 8 月 22 日と 25 日の 2 日間で、中高生の職業体験プログラムと中高生リポーターによる社長インタビューを実施しました。

本取り組みは、中高生に自身のキャリアを考えるきっかけを提供することを目的に、東京都が開設した「TOKYO 中高生職業体験サイト Job EX(ジョブイーエックス)」 において幅広い業種の企業・団体が提供する職業体験プログラムと参加を希望する中高生をマッチングし、夏休み期間中に職業体験を実施するものです。

職業体験プログラムでは、当社の存在意義に繋がる事業活動や社会活動に触れる体験やワークショップなどを通して、自身の将来の可能性や仕事に対する視野を広げるきっかけを提供しました。

ピジョンは今後も、未来を担う子どもたちが赤ちゃんや育児に対して理解を深め、社会全体で育児を支える環境づくりに貢献できるよう、「赤ちゃんにやさしい未来」への道を切り拓いてまいります。

  • 職業体験集合

  • 職業体験矢野社長

■「TOKYO 中高生職業体験サイト Job EX」について
当社は、未来を担う中高生のキャリア形成を支援するというこの趣旨に賛同し、育児用品メーカーならではのプログラムを提供しました。

赤ちゃんを知る授業―赤ちゃんにやさしい未来のために―「赤ちゃん川柳」で社会へ提言

当社は、「赤ちゃんにやさしい未来」を実現するために、社会全体で育児を考え、赤ちゃんにやさしい行動に繋げる取り組みとして、赤ちゃんと育児に関する“早期教育” 「赤ちゃんを知る授業―赤ちゃんにやさしい未来のために―(以下略:赤ちゃんを知る授業)」を日本全国の中学生に向けて提供しています。
その一環として、2025 年 10 月・11 月に東京都内の中学校にて「赤ちゃんを知る授業」特別版出前授業を実施しました。
本授業では、中学生が赤ちゃんの特徴や育児を学び、最新の「AI 動画」を用いて親が外出中に感じるリアルな“ドキドキ”を疑似体験。そこから得た気づきを「赤ちゃん川柳」として制作しました。11 月 11 日の発表会には藤本美貴さん、てぃ先生が登壇し、中学生たちが制作した川柳を一緒に見ながら、育児経験や知見を語り合いました。完成した川柳は、本プロジェクトの集大成として、地域への啓発を目的に周辺の駅や商業施設での掲出を実施しました。育児への理解と共感を社会に広げる実践的な取り組みとなりました。

  • 出前授業(10/14・16 実施) 出前授業(10/14・16 実施)

  • 「赤ちゃん川柳」発表会(11/11 実施) 「赤ちゃん川柳」発表会(11/11 実施)

  • 「赤ちゃん川柳」地域掲出(11/18 ~) 「赤ちゃん川柳」地域掲出(11/18 ~)

ピジョンは今後も、未来を担う子どもたちが赤ちゃんや育児に対して理解を深め、社会全体で育児を支える環境づくりに貢献できるよう、引き続き全国の中学校で「赤ちゃんを知る授業」を展開していく予定です。

「日本橋 母乳バンク」が開設 5 周年を迎え、チャリティイベントを実施

当社は、専門的なケアが必要な赤ちゃんとご家族向けの支援活動「ちいさな産声サポートプロジェクト」の一環として、一般社団法人 日本母乳バンク協会(代表理事:水野克己、以下略:日本母乳バンク協会)の活動に賛同し、ゴールドスポンサーとして2020年から同協会の支援を開始しました。

2025年9月4日(木)、「日本橋 母乳バンク」(運営:日本母乳バンク協会)の開設 5 周年を記念し、日本母乳バンク協会と共同で、当社本社にてこれまでの支援者を招待したチャリティイベントを開催しました。

  • 母乳バンクイベント水野先生ご講演

  • 母乳バンクイベント施設見学

  • 母乳バンクイベントバイオリン演奏

また、当社商品の売上の一部を寄付する「母乳バンク寄付キャンペーン」を 6 年連続で実施しています。2025年度も株式会社赤ちゃん本舗の協力を得て、対象商品をさらに拡充し、全国のアカチャンホンポとアカチャンホンポオンラインショップにて行いました。
集まった寄付金は、母乳の低温殺菌や検査など、赤ちゃんに安全なドナーミルクを提供するための費用に充てられます。

  • 母乳バンク寄付

  • 母乳バンク寄付商品の一例

    商品の一例


ちいさな産声サポートプロジェクト

一般社団法人 日本母乳バンク協会

世界早産児デー啓発イベントを開催

当社は、日本 NICU 家族会機構(JOIN)、東京医療保健大学院 医療保健学研究科・助産学専攻科と共同で、2025 年 10 月 25 日(土)に世界早産児デー啓発イベント「出産・育児について学んで体験~ちいさな赤ちゃんをみんなで考える日~」を当社本社(所在地:東京都中央区)にて開催しました。

イベントでは、日本 NICU 家族会機構(JOIN)より小児科 有光威志医師と早産を経験した当事者ご家族が登壇されました。
有光医師からは、日本の早産児の現状や治療やケアに家族が参加することで赤ちゃんの健やかな発達と家族の愛着形成を促す「家族中心のケア(Family Centered Care)」 の重要性について解説がありました。当事者ご家族のお二人からは、出産や入院中の経験が共有され、出産直後の罪悪感や不安、周囲との関わりでの悩み、そして医療スタッフや家族のサポートがいかに支えとなったか、当事者ならではの 想いが語られました。
東京医療保健大学大学院 米山万里枝先生は「産後ケア」をテーマに講演。産後の母親は心身ともに不安定になりやすいこと、特に早産児の家族には赤ちゃんの成長に合わせた「切れ目のない支援」 が不可欠であると訴え、産後ケアの必要性や具体的な支援の仕組み等についてお話しされました。
展示・体験エリアでは、早産で生まれた赤ちゃん人形抱っこ体験、保育器でのお世話体験などを通じ、早産児とそのご家族について知り、考えるきっかけを提供しました。

  • 早産児デーイベント保育器

  • 早産児デーイベントメッセージ 参加者によるちいさな赤ちゃんやご家族への
    応援メッセージ

  • 早産児デーロゴ

世界早産児デー啓発イベント

「あかちゃんとそなえの輪 推進プロジェクト」

当社は、自治体と企業が協働し赤ちゃんにやさしいまちづくりを進める取り組み「あかちゃんとそなえの輪 推進プロジェクト」を推進しております。このプロジェクトを契機に、以下の自治体と協定を締結しました。

◆2025年5月9日(金)兵庫県三木市との間で、「地方創生に関する包括連携協定」を締結しました。

  • 三木市との調印後の記念撮影の様子

◆2025年5月9日(金)兵庫県川西市との間で、「地方創生に関する包括連携協定」を締結しました。

  • 川西市との調印後の記念撮影の様子

◆2025年6月10日(火)愛媛県松山市との間で、「連携と協力に関する協定」を締結しました。

  • 愛媛県松山市との調印後の記念撮影の様子

  • 災害時優先供給物資

◆2025年8月5日(火)愛知県西尾市との間で、「連携と協力に関する協定」を締結しました。

  • 愛媛県西尾市との調印後の記念撮影の様子

  • 災害時優先供給物資

◆2025年8月22日(金)埼玉県所沢市との間で、「災害時における物資供給に関する協定」を締結しました。

  • 埼玉県所沢市との調印後の記念撮影の様子

  • 供給要請対象物資

◆2025年10月8日(水)東京都品川区との間で、「災害時における物資供給等に関する協定」を締結しました。

  • 東京都品川区との調印後の記念撮影の様子

  • 供給要請対象物資

◆2025年12月19日(金)栃木県栃木市との間で、「子育ちに喜びを感じられるまちの実現に向けた包括連携協定書」を締結しました。

  • 栃木県栃木市との調印後の記念撮影の様子

  • 災害時優先供給物資

ピジョン赤ちゃん誕生記念育樹キャンペーン

当社は、「育児と育樹、心はひとつ」というスローガンのもと、次世代を担う赤ちゃんのための環境づくりの一環として、1986年からこのキャンペーンを継続して実施しています。2025年4月26日に開催した植樹式では、春の陽気に恵まれ、ウグイスの鳴き声と木々の葉音が響く中、43組のご家族がサザンカの苗木を植えました。すべての植樹者が植樹を終える頃には、木々の恵みとなる雨も降り、参加された赤ちゃんが木々と同じようにすくすくと育つ様子を想像しながら一日を終えることができました。

これまで約24万人にご応募いただき、累計16万本を植樹しています。(2025年12月時点)

  • 植樹1

  • 植樹2

  • 植樹3

ピジョン赤ちゃん誕生記念育樹キャンペーン

企業主導型ボランティア活動

企業が社員に対してボランティア活動を紹介し、参加希望者を募って実施するボランティア活動です。2021年に活動を開始し、2025年は赤ちゃんとご家族、地域社会、環境保全のための活動を実施し、計24名の社員が参加しました。

9月には公益財団法人かながわ海岸美化財団の協力のもと、神奈川県鎌倉市由比ガ浜海岸でゴミ拾い活動に取り組みました。
また、10月には認定特定非営利活動法人おもちゃの図書館全国連絡会の協力のもと「荒川おもちゃ図書館子育て交流サロン」にて、おもちゃ図書館の開館準備やおもちゃの消毒・清掃などを実施しました。
続く11月には認定特定非営利活動法人キープ・スマイリングの協力のもと、全国の病院で入院しているお子さんを支えるご家族に贈るクリスマスのプレゼントのラッピングを行いました。

  • 海岸清掃.

  • おもちゃ図書館

  • ラッピング

法令を遵守・コーポレートガバナンスの強化をすること

コンプライアンス教育の実施

2025年は、2024年に発覚したグループ会社における不正事案を踏まえた不祥事・不正事案をテーマ・内容として教育を実施しました。具体的には、「どんなときでもコンプライアンスを犠牲にしない」というトップの姿勢を明らかにし、グループ全社員へ動画メッセージとして発信したり、当該事案などの具体的な事象を題材に、直接関係のないグループ子会社を含め当社グループ全体に向けて当社の経営理念や行動規範を周知・徹底させるために、ケーススタディを作成して解説したりしました。教育後には受講者へのアンケートを行い、教育内容の改善に活かしております。加えて、当社および国内グループ全社の社員に当該不正事案をテーマとして「ピジョンコンプライアンス通信」を月1回配信し、社員が日常業務において身につけておくべきコンプライアンスの浸透を図りました。

マネジメントレビューの開催

2025年も「マネジメントレビュー」を6月、12月の2回開催し、「お客様のお声」を社長と経営層に報告し、課題について議論しました。お客様対応の音声を全員で聴き、お客様の視点・感覚を踏まえ課題を議論、次年度の活動目標に反映しています。

  • マネジメントレビュー