韓国ダブルハートが届ける「早産児とご家族のための成長支援クラス」

どんな状態で生まれても
成長する力を育める

韓国ダブルハートが届ける「早産児とご家族のための成長支援クラス」

韓国

韓国では、生まれた赤ちゃんのうち、約10%が早産児です(2022年出生数)。早産児は、予定より早く生まれている分、身体の発達が未熟であることが多く、生後も医療従事者や親の細心のケアが不可欠となります。さらに2024年には、当時、韓国で「医療ストライキ」という予期せぬ社会問題が発生し、一般の患者様はもちろん、早産児のような子供たちも病院を予約することさえ難しい状況に陥りました 。

このように、わが子の成長への不安、そして専門的なアドバイスを受けられないことへの不安——この「ダブルの不安」に直面する早産児のご家族へ、ピジョンの韓国のグループ会社であるダブルハート(DoubleHeart)は、単なる商品の提供ではなく、実質的なサポートを届けることにしました。

専門家との共創による、成長支援クラスの提供

ダブルハートが企画・開催したのは、早産児向けの成長支援クラス『少し早く、もう少しスクスク』です 。このクラス名には、少し早く生まれた赤ちゃんでも、安心してすくすく育ってほしい、という温かい願いが込められています 。

2024年10月22日に開催されたこのクラスには、合計9組の早産児のご家族が参加しました。カリキュラムを監修・担当したのは、ダブルハート・マガジンの専属作家であり、サムスンソウル病院をはじめとする韓国有数の医療機関のNICUで15年間にわたり両親教育を続けてきた、ソン・ミョンムン(Son Myung-moon)小児理学療法士です 。

専門家が直接指導するプログラム

1.理論指導

早産児に対する全般的な理解、および正常な発達過程に関する知識の指導

2.運動実習

赤ちゃんの動きに必要な筋肉強化の運動や、ハイハイなどの機能的な動きが簡単にできる具体的な方法の学習

3.実践指導

 自宅で無理なく続けられる運動方法の指導

この内容で構成されました。また各プログラムの間に十分な質疑応答の時間が設けられ、専門家の視点で答えることで、ご家族が抱える個別の疑問や不安が解消されました 。

安心を届ける「専門家からのアドバイス」

「子供の成長について不安があり、さらに韓国の医療ストライキで病院を予約することさえ難しい状況となり困っていましたが、このクラスで専門家から直接アドバイスをいただき、疑問が解消しました。」という安堵の声をいただきました。

この声から、『少し早く、もう少しスクスク』クラスが、ご家族に育児のヒントを提供できただけでなく、病院に行くことが困難な場面においても、ご家族の精神的な安心につながったことがわかりました。

私たちはこの成長支援クラスの提供を通して、早産児を持つご家族が安心して育児に取り組めるように、今後もサポートを継続していきたいと考えています。

ピジョングループでは、これからも「商品の提供」と「専門的なサポート」の両面から、どんな状態で生まれても成長する力を育める未来の実現をめざしていきます。

2025.12