世界早産児デーに実施された世界各国での支援活動
どんな状態で生まれても成長する力を育める
世界早産児デーに実施された世界各国での支援活動
日本、中国、韓国
日本:世界早産児デー啓発イベント2024の開催
2024年11月16日(土)に東京都庁にて「世界早産児デー啓発イベント2024 ~ちいさく生まれたこどもと家族を支えるあたたかい社会へ~」を開催しました。本イベントは、ピジョンと日本NICU家族会機構(JOIN)が共同で主催、東京都と公益社団法人 東京都助産師会が共催となり、行政や地域・企業の垣根を越えてご家族を支える未来を目指し、実施しました。
本イベントでは、早産や低出生体重児について知ってもらうため、写真展や等身大の赤ちゃん人形の抱っこ体験、講演会や贈呈式など様々なコンテンツを実施しました。
講演会では、日本NICU家族会機構(JOIN)、公益社団法人 東京都助産師会、早産を経験されたご家族が登壇し、それぞれの視点から「早産児と家族に対する理解と支えの重要性」についてお話しされました。
さらに、会場に設置された早産ご家族への応援メッセージボードには、たくさんの暖かい言葉が寄せられました。
中国:専門的な医療支援と家族の心のケア
中国では、復旦大学附属小児病院と連携し、早産児支援特別基金や専門的ケアサービスなどのプロジェクトを通じて、早産児とご家族への支援を継続的に提供しています 。
2024年11月17日、上海にて復旦大学付属小児病院とピジョンが「包括的なケアの提供」をテーマに特別イベントを共催しました。
イベントでは早産児のご家族の生活を支援するだけでなく、社会での早産児の認知向上、コミュニティ支援を目的としています。
また、同日、復旦大学付属小児病院 新生児治療センターに、家族向けスペース「ピジョンミニハウス」が開所されました。このスペースは、入院中のお子様に付き添うご家族が専門的なご相談ができる以外に、休憩できる場所となっており、安らぎの時間を提供しています。
中国:上海での母乳育児支援
ランシノ(欧米を中心に展開しているグループ会社)は、世界早産児デーを記念し、中国の255か所の「赤ちゃんにやさしい病院 (Baby Friendly Hospitals)」に、HPA®ラノリンの試供品76,500個を配布しました。また、HPA®ラノリンには、母乳育児支援ガイド、よだれかけなどをセットにしてプレゼントしました。
HPA®ラノリンは乳首を鎮静・保護する効果があり、母乳育児を継続したいママをサポートする商品で、医療従事者からも高く評価されています。HPA®ラノリンの配布により、母乳育児支援に加えて、早産児のご家族への情報提供を実施しました。
韓国:NICU専用哺乳器の無償提供
ダブルハート(韓国を中心に展開しているグループ会社)は、韓国国内で哺乳器・乳首のシェア1位を占めるブランドとして 、早産児のサポートを継続的に実施しています。
2023年11月17日の世界早産児デーを皮切りに、NICU専用の哺乳器を無償で提供するキャンペーンを継続しています。2025年8月時点で、約3,700世帯の赤ちゃんに哺乳器が提供しています。
また、哺乳器とともに、早産児のご家族へのメッセージカードと「ちょっと早く生まれた赤ちゃんのサポートBOOK」をお届けしています。ご家族からのお声をご紹介します。
「わが子は600gで生まれ、口が小さく飲む力が弱く、授乳が難しい状況でしたが、いただいたNICU専用の哺乳器によって口腔内のリハビリを行い、市販の哺乳器も使えるようになりました。現在は生後155日で、体重は3kgです。ありがとうございました。」
ダブルハートは、小さく生まれた赤ちゃんの授乳を引き続きサポートしていきます。
赤ちゃんが持つ「成長する力」を信じて
ピジョンは、国や地域の垣根を越え、どんな状態で生まれても赤ちゃんが持つ「成長する力」を最大限に引き出すための支援を続けています。
これからも、早産で生まれた赤ちゃんとご家族にとってやさしい社会が広がるよう、ピジョングループは世界中で活動を続けてまいります。
2025.12
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