挑戦できる組織風土
人材への投資拡大

人材育成方針(ピジョン株式会社)

「バリューチェーンの随所に知識と経験を有する高度な専門性を持った社員が存在し、その社員が社会の変化に目を凝らし、未来を考え、自らが能動的にアップデイトし続ける多様な専門家集団を目指す」
社員一人ひとりが自分らしく輝く会社にするために、当社が主催するビジネススキル向上に資する研修はすべて任意参加とし、社員の自主性に加えて個性と専門性を重視した人材育成に取り組み続けます。

教育研修体系

2021年1月より、一人ひとりが深い専門性を持つプロフェッショナルになれるよう、社員のキャリア志向・適性に応じた職群の設定と、経年・年功的要素を排除し、各自が担う役割を明確化した新人事制度に移行しています。教育研修も“キャリアを自身で掴み取る”という考えから、指名受講ではなく、ほぼエントリー式で実施いたします。

社会人としての基礎能力を養う「ビジネススタンス」や、職種の枠を超えて通用する“対課題力、対人力、対自分力”といった共通の「ビジネススキル」の強化プログラムを、部署横断で実施しているほか、部署や職種によって異なる固有の専門知識や能力である「テクニカルスキル」の開発については、各部門で教育体系を整備し、研修を実施しています。なお、次世代経営人材やグローバル人材の育成は、選択と集中の考え方のもと、事業を推進するために必要なターゲット層に必要な教育研修を選抜型で継続的に実施いたします。

研修体系

次世代経営人材の育成

「次世代経営人材育成選抜研修」では、ピジョングループの永続的発展に向け、将来の経営層を担う「Pigeon Wayの価値観のもと、人間力を磨き、企業価値を高め続けられる人材」の育成を継続的に行っています。研修は6年ごとに実施し、発掘、育成、活用、登用のプログラムから構成され、各々のプログラム過程で受講生を育成選抜するカリキュラムとなります。過去の受講生の多くは中核人材や経営人材として活躍しています。

  • 次世代経営人材育成選抜研修 プログラム

自律・変革型リーダーの早期発掘と育成

2023年より開始した「選抜!リーダー塾」は、将来の管理職候補として、自律・変革型リーダーの早期発掘と育成を目的として、3年に1度、40歳以下を中心とした若手、中堅社員を対象に、上司からの推薦と自薦により応募があった社員の中から16名を選抜して実施しております。今後のピジョンの未来を背負う人材候補として、ビジネストレンドテーマと掛け合わせたプロジェクト活動を通じて、検討~アウトプット(成果物)作る経験を付与しております。

個人や組織の持続的な成長を促進

個人や組織の持続的な成長を促進するために、多様な働き方や視点、価値観を得る機会を提供するため、ダイバーシティに関する研修や、キャリア開発のためのAccelerate My Careerプログラムを実施しています。また、重点テーマ別研修の右脳活性化施策では、美術館での対話鑑賞を実施し、多様な視点、価値観を尊重しながら知覚力を向上させています。更に競争力維持・強化、スピード化のために、DXを推進するための施策にも取り組んで参ります。
なお、社員の自発的なキャリア開発の機会を支援するAccelerate My Careerプログラムで、社内公募、社内インターン、社内プロボノ、社外留職、ボランティア・プロボノ休暇等を実施している他、年代別のキャリア開発研修、自己申告制度、キャリア開発計画制度を定期的に実施しています。

AMC制度利用および研修実施状況(ピジョン株式会社)

項目 単位 2021年 2022年 2023年
社内公募制度 利用者数(人)
社内インターン制度 利用者数(人)
社内プロボノ制度 利用者数(人) 10  14 
社外留職制度 利用者数(人)
社外副業制度 利用者数(人)
ボランティア・プロボノ休暇制度 延べ利用者数(人) 27  40  55 
延べ活動時間(時間) 101.25  150.00  213.75 
社員一人当たりの研修時間 (時間) 21  11  17 

社員の挑戦を応援 Pigeon Frontier Awards

社員の力を最大限に発揮できるよう、失敗を恐れず未来に向けて挑戦することを応援・表彰するPigeon Frontier Awards(PFA)制度を2019年に導入しました。
この制度では、全社員から自由なアイデアや新しい事業構想を募集し、その中ですばらしい取り組みを表彰するだけでなく、提案された構想を将来的な事業化も視野に発展させていきます。アイデアを実現したい強い気持ちや、それを諦めない熱意がある全社員に応募資格があり、2022年からは応募資格をピジョン株式会社所属の社員に限らず、国内グループ会社の社員に広げました。
幅広い部署からの応募の内、2020年と2021年はそれぞれ7件、2022年は5件が社長直下のプロジェクトとして採用されました。

PFAの特徴

  1. 働いていて楽しい時間を増やすこと
  2. 社員が未来に向けて失敗を恐れず挑戦すること
  3. スピード感を持ってアイデアをカタチにするための社長直下プロジェクト

採用プロジェクト

・2020年採用プロジェクト「Care babies the way they are at NICU」

ニュースリリース「初乳採取サポートデバイス『Precious Drop』発売」     

・2021年採用プロジェクト「育児レポートを書籍化して多くの人に届けよう」

ニュースリリース「書籍『ピジョンの子育て』発売

・2021年年採用プロジェクト「哺乳瓶再利用計画」

Maker’s push 「ずっと使える哺乳びんへ 「母乳実感パーツ」に込められた思い

人材・組織開発責任者の制定

人材・組織開発責任者は、短期・中期・長期的な視点による戦略的な社員教育や後継者育成に関して責任を負い、経営目標の達成に必要な教育コンテンツの開発や将来の事業や組織のあり方を踏まえ自社の成長に必要な教育研修体系の開発を指揮します。また、計画に基づき適切に教育研修を実施しているか、その内容に問題がないか等の評価を行い、改善を指示します。人材・組織開発責任者は、人事部門担当本部長が担います。