自己実現と成長できる働きがいのある会社

人的資本価値向上への取り組み

ピジョングループは、「赤ちゃんをいつも真に見つめ続け、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にします」という存在意義の下、事業活動を通して持続可能な社会の発展に貢献し、企業価値の向上に取り組んでおります。企業価値創造の最大の源泉は社員です。社員を人的資本と位置づけ、社員をどのように活かし経済価値向上と社会価値向上に繋げていくか明示するため、価値創造ストーリー(人材版)を策定しました。重要課題(マテリアリティ)の解決のため「自己実現と成長できる働き甲斐のある会社」「人材への投資拡大」「DE&I推進」及び「自分らしく挑戦し、活躍できる環境の整備」を戦略の柱とし、8つの施策を実行しています。

  • 価値創造ストーリー(人材版)

戦略実行とガバナンス体制

ピジョングループは、人的資本戦略を取締役会のアジェンダの1つとして、人的資本戦略に関する議論、戦略の実行状況に関する監督とモニタリングを実施しています。これまでは日本を中心とした戦略が中心でしたが、2024年 に人事部を日本事業からグローバルヘッドオフィス(GHO)に移管し、グローバルで戦略実行とガバナンスができる体制を構築し ました。
グローバルで社員と組織の状態と課題を把握すると共に、ビジネスユニット毎のガバナンスを実施していくため、ファーストステップとして各事業ユニットに人事部門の代表者をアサインしました。今後、人事部門の代表者達が参加する会議体として「People Strategy Leaders Meeting」を定期的に開催し、状況の 共有、グローバル共通の人事課題への対策 検討と実行を行っていきます。

  • 推進体制図

エンゲージメント

ピジョングループは、社員一人ひとりのPigeon Group DNA・Pigeon Wayに対する高い共感と、個人の仕事と存在意義の結びつきに対する実感が重要であると考え、 Gallup社のエンゲージメントサーベイを活用し、エンゲージメント調査を実施しております。2024年のエンゲージメントサーベイでは、存在意義に高く共感している社員(5段階スコアで4または5を選択した社員)は88%という高い結果となりました。存在意義に共感している社員一人ひとりが、当社グループの中で自分らしく挑戦し、活躍し、希望するキャリアを実現することでエンゲージメントが向上します。社員一人ひとりのエンゲージメントが向上することで事業戦略の達成確率が高まり、企業の経済価値と社会価値双方の向上並びにその先にある「赤ちゃんにやさしい未来」の実現に繋がります。ピジョン株式会社では、Pigeon Frontier Awards 2022から誕生した『My Purpose Project』の活動の一環として、全社員に対してエンゲージメントカードのワークショップを実施しました。ピジョンの社員たちがそれぞれの羅針盤(My Purpose)を持ち自分らしく仕事をしていくことはエンゲージメント向上にもつながります。そして、2024年、国境を越えて『My Purpose Project』を中国BU、シンガポールBUにも拡大しました。

指標及び目標

重要課題「存在意義実現のための人材・組織風土」の実現に向けて、各指標の維持・向上を目指した取り組みを推進しています。