考え方
サステナブルな成長に向けて、既存領域のさらなる強化に加え、ピジョングループがこれまで培ってきた自社の知見が活用できる新たな成長領域の探索・育成に注力しています。第8次中期経営計画では、育児家電、エイジアップ、女性ケアなどの商品カテゴリーに注力してきました。最終年度の2025年には目標としていた新規領域の売上高100億円に対し110億円を超える売上高を達成しました。
第9次中期経営計画においては、当社の強みである哺乳器・乳首、スキンケアなどの商品群を「基幹商品」、基幹商品以外で収益貢献度の高い商品群に加え、育成してきた新規領域の商品群を「サブ基幹商品」と再定義し注力していきます。
また、基幹商品(スキンケア、オーラルケア)、サブ基幹商品(ドリンキングカップ、食べ物&飲み物)の4つの商品カテゴリーについては、エイジアップとして顧客対象を広げ、より長く当社の商品をご使用いただけるよう、商品ラインアップ強化などに取り組みます。
新規事業開発会議
ピジョングループは2023年にランシノ事業本部長を中心とした、新規事業開発会議を設置しました。新規事業開発会議には、取締役会議長や常勤取締役、各事業本部長などが出席しており、新規事業の探索に向けて、各事業からのアイデアの共有・検討や、M&Aの可能性についてディスカッションを定期的に行っています。2023年は5回、2024年は4回開催しました。2025年は次期中期経営計画検討会議として、新規事業にとどまらず中期経営計画を検討する会議に移行いたしました。
商品戦略:基幹商品とサブ基幹商品
第9次中期経営計画においては、「哺乳器・乳首」「スキンケア」「さく乳器」「オーラルケア」を基幹商品、「女性ケア」「ドリンキングカップ」「育児家電」「ベビーフード」をサブ基幹商品と位置づけ注力しています。
基幹商品:オーラルケア
第9次中期経営計画におけるエイジアップ重点カテゴリーの一つがオーラルケアです。商品の開発・販売はもちろん、子どもの歯科検診が義務化されていないマレーシアにおいては、子どもの正しいオーラルケアの方法を伝えるイベントの開催や歯科展示会・学会への参加による医療従事者やママ・パパへの啓発活動にも注力しています。赤ちゃんをいつも真に見つめ続けてきたピジョンだからできる活動を基盤に、0ヵ月の赤ちゃん向けの商品からキッズ向けの商品まで、一人ひとりの成長段階に合わせた幅広いラインアップを展開しています。赤ちゃんの頃から使い慣れたピジョンブランドとして、赤ちゃんが成長した後も使用できるオーラルケア商品を今後も拡充していきます。
サブ基幹商品:育児家電
共働き世帯や核家族の増加により、限られた時間を効率的に使いたいと考えるご家族が年々増加しています。当社では、赤ちゃんとそのご家族の生活にゆとりをもたらし、ほっと一息できる時間や、お子さまとのふれあいの時間につなげてほしいとの想いから育児家電の開発・販売に注力しています。日本では、「哺乳びんスチーム除菌・乾燥器 ポチットシリーズ」や「電動鼻吸い器 SHUPOT」が好調に推移しており、引き続きご好評をいただいています。「哺乳びんスチーム除菌・乾燥器 ポチットシリーズ」は2025年、子育て期のママ・パパたちの投票のみで選ばれる「マザーズセレクション大賞」を受賞しました。
育児家電カテゴリーは当社の成長ドライバーとして着実な成長を遂げています。
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哺乳びんスチーム除菌・乾燥器
ポチットスリム(日本)
商品戦略:エイジアップ商品
「スキンケア」「オーラルケア」「ドリンキングカップ」「食べ物・飲み物」をエイジアップ期待商品カテゴリーと位置付け、キッズへ対象を広げることでLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)の拡張を図ります。
エイジアップ商品:ドリンキングカップ
哺乳器を卒業した赤ちゃん、また哺乳器からカップやストローで飲むことに移行しようとする赤ちゃんやキッズが使用できるドリンキングカップの開発・販売にも注力しています。赤ちゃんにとって、「哺乳びんで飲むこと」から「カップやストローで飲むこと」への移行は、お口の動かし方が異なるため、難しさが伴います。当社の徹底した哺乳研究を活かし、移行がスムーズにできるよう飲み口を工夫したドリンキングカップのラインナップを拡充しています。哺乳器トップシェアを獲得している当社だから提供できる付加価値の高い商品を今後も多くの赤ちゃんとご家族に届けてまいります。
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ドリンキングカップ(中国)




