ピジョン赤ちゃん誕生記念植樹式レポート(2017年第31回)

2017年5月13日(土)(雨)

「育児と育樹、心はひとつ」というスローガンのもと、30年以上実施しているピジョンの赤ちゃん誕生記念育樹。31年目の今年は、約100組のご家族に参加いただきました。ここ近年は、最初に植樹をした方が、親となり、ご自身のお子さまのために3世代で樹を植えに来てくださる方も増えています。
ヤマザクラ、サザンカ、コナラ、ヤブツバキ……最初は同じような苗木でも、成長するにつれ、それぞれの個性を発揮していきます。それらの木々が集まって、雄大な森になっていく様子は、赤ちゃんの姿と重なるでしょう。

今年の植樹式は、あいにくの雨となり、足場が悪く記念式典と記念植樹の後の植樹は実施できませんでしたが、例年と変わらず、多くのご家族が森に訪れ、赤ちゃんの手形・足形を木製ハガキに押し、それぞれご家族の縁のある方にお手製ハガキをつくったり、和紙づくり、竹の筒で作ったやまぶき鉄砲などの昔の遊びを楽しんでいただきました。

参加されたご家族は、森の様子を親子3世代でご覧になったり、ご夫婦で赤ちゃんの健やかな成長への願いを木々に重ねたりしました。未来へ繋がっていくこの取り組みの様子をレポートいたします。

植樹式の様子

記念式典
「この植樹は、“愛を生むは愛のみ”というピジョンの社是に沿い、1986年から行っている活動です。30年以上にわたり、約13万人以上の方が参加しています。2世代に渡って人の輪が広がっています。地元の方々の温かな愛の力もあって、ここまで育ってきたと感謝しております。」と主催者代表として挨拶した社長の山下。
常陸大宮市副市長・綿引義久様。「少子化の中、多くの人が参加するのは素晴しいことだと感じております。育児と育樹、心はひとつ。お子様のすくすくとした成長を見守ると同時に、今日植えた木が大きくなっていく様子を見に、できれば毎年、自然が豊かな常陸大宮市に足をお運びいただきたいです。」とご挨拶されました。
常陸大宮市のマスコットキャラクター『ひたまる』くんも、朝から記念植樹イベントに参加。たくさんのご家族からも大人気で、多くの方が記念撮影をしていました。
全国代表家族の永岡さんのお父さんは「息子が生まれてから、日に日に父親になった実感が増しています。そのようなタイミングで、息子と樹の成長を重ねられる、植樹に参加できたことを幸せに思います」とご挨拶されました。
地元代表家族の内田さんのお母さんは、「この地で育った私たち夫婦にとって、このイベントに参加できること、とてもうれしく思います。息子も、今日植えた木も、太陽や雨の恵みを受け、風に耐え、すくすく成長していくのだと感じます」とご挨拶されました。
植樹代表家族の皆様と記念撮影。みんないい笑顔!
植樹
全国代表家族の永岡さんは、パパが鍬をふるい、「息子も木も、しっかり地面に根を張って成長してほしいです」と願いを込めながら、苗木を植えていました。
5才の和(のどか)ちゃんは弟の実(みのり)くんのために初めて植樹を経験「難しかったけど、ちゃんと穴が掘れてうれしかったです」と笑顔でお父さんと一緒に苗木を植えました。
おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に参加した夢彩(めい)ちゃんファミリー。「家族みんな、木を植えるのは初めてです。こんなに細くて小さな木が、大きく育っていくことも、楽しみにしています」とお母さん。
樹(たつき)くんの植樹には、従妹の家族と6人で参加。「自然が大好きな子どもたちも大喜びです。この木が育つことを楽しみに、家族でちょくちょく遊びに来たいです」とお母さん。
雨の中の記念植樹となりましたが、植えた後全員で記念撮影。この美和の森は、自然に近い環境を大切にし、クヌギ、イロハモミジ、サザンカなどの広葉樹がバランスよく植えられています。

すくすくハウスと体験

長野県から参加した橙人(だいと)くんファミリー。「いい記念になりました。美和の森は長野に比べて夏の訪れが早いような気がします。この美和の森は、森そのものが元気なように感じます」とお母さん。
地元の「西の内和紙」の紙すき体験に参加した智希(ともき)くんのお母さん。「息子が1才になったとき、丈夫なこの和紙に足形を残そうと思います。やってみると、均一に漉くのは難しいですね…」と丁寧に仕上げていました。
ピジョン美和の森の中にある、ログハウス『すくすくハウス』には、木製の“ハガ木”やスタンプ台を用意しました。“ハガ木”に足形や手形をつけ、森から贈る最初の手紙を完成させていました。
「“ハガ木”に、足形を押して、おじいちゃんとおばちゃんに送ります。とってもいい思い出になりました」と紗良(さら)ちゃんのお母さん。
『すくすくハウス』の中には、『ウッディ君』という木製ポストが設置されています。地元・美和郵便局の方が集配に来てくれて、皆様が作った木製の“ハガ木”を大切に運んでくれます。ウッディ君に投函する知紘(ちひろ)ちゃん。
陽芽(ひめ)ちゃんは、お母さんと一緒に、“ハガ木”をポストの『ウッディ君』に投函!早く届くといいね。
すくすくハウスに訪れた方がノートにメッセージを残してくれました。今、そのメッセージはタッチパネルから見ることができます。
第27回から始まった未来のお子さまへのメッセージを記された“メッセージ集”第31回も多くの方からお子さまへの温かい気持ちをお寄せいただきました。
「美和の森」の森づくりをサポートいただいている美和木材協同組合の大森専務と一緒に紙芝居『森をつくる 育てる』を上演しました。森づくりには様々な作業が必要なことをお話しいただきました。
この日のために、美和郵便局から郵便局員さんがやってきました。『ウッディ君』からみんなの“ハガ木”を集荷し、郵便局まで運びます。日本郵便のマスコットキャラクター、『ぽすくま』も一緒にきてくれました。
地元道の駅「みわ★ふるさと館 北斗星」で地元の方々が心を込めて作った手打ちそばを試食。常陸大宮市役所美和支所の職員の方々に振る舞っていただきました。

スナップ集

紗和(さわ)ちゃんファミリー。「雨でしたが楽しく植樹ができました。」とお母さん。
結衣(ゆい)ちゃんの植樹に、4才のお姉さんの紗希(さき)ちゃんも参加。「空気がキレイで、森の香りがしますね。家族全員でリフレッシュになりました」とお父さん。
東京から参加したうめ乃(うめの)ちゃんファミリー。「あいにくの雨でしたが、いい記念になりました。30年以上にわたって続けられている取り組みに参加できうれしいです」とお母さん。
絢花(あやか)ちゃん、お姉さんの凜花(りりか)ちゃん、お兄さんの凛翔(りひと)くんのきょうだいで楽しく参加して来ました。「昔の遊びコーナーが楽しかった! 竹のてっぽう上手に打てたよ」と凜花ちゃん。
植樹に来たゆなちゃんファミリー。「森の中で過ごせたのが、とても楽しかった!木の“ハガ木”を書くのが楽しかった~」とお姉さんのさなちゃん。森の中で一日を過ごし、いい気分転換になったそうです!
圭(けい)くんのお父さんは「初めて木を植えるという体験をしました。鍬を使うのは、なかなか難しいですね。息子のためにいい記念になりました」とお話していました。
きょうだい3人で仲良く植樹に参加。「お兄ちゃんの瞳真(とうま)と翼(つばさ)と、夢笑(ゆわ)の植樹ができました。いい思い出です。家族で木の“ハガ木”を書き、おじいちゃん、おばあちゃんに送ります」とお父さん。
日本郵便のマスコットキャラクター『ぽすくま』と撮影できて大満足の葵(あおい)くんファミリー。「長男・渚(なぎさ)のときは参加できなかったのですが、今回、次男・葵(あおい)が参加できて、家族のいい思い出になりました。森の成長も楽しみです」とお母さん。
「倖羽(こう)もけんちん汁の中のお豆腐を美味しそうに食べていました。あいにくの天気でしたが、昔の遊びコーナーなどのイベントブースで楽しめました」とおそばを試食中のお父さん。
第1回目の植樹式に参加したというお母さんの絵里加さんが、「お兄ちゃんの巽(たつみ)と妹の菖(あやめ)と来ました。親子2世代で美和の森に来て、うれしいです。おそばも美味しいですね」

育樹地の様子

実施日 2017年5月
樹齢 6年
詳細 2016年1月~2016年12月生まれの赤ちゃん
約10,000名分を植樹
2017年5月撮影
2018年6月撮影
2020年7月撮影
2023年8月撮影
2023年8月撮影