ピジョン赤ちゃん誕生記念植樹式レポート(2018年第32回)

2018年5月12日(土)(快晴)

32回目を迎えた、ピジョンの赤ちゃん誕生記念育樹は、「育児と育樹、心はひとつ」というスローガンのもと運営してまいりました。ここ近年は、初期に植樹をされた方が親となって再び美和の森にいらっしゃることも増え、大きな喜びを感じています。

今年は、爽やかな初夏の陽気の中、約100組のご家族がご参加くださいました。皆様は、植樹の後に、森を散策したり、赤ちゃんの手形・足形を木製ハガキに押し、それぞれご家族にご縁のある方に送ったりしていました。
他にも、和紙づくり、やまぶきの筒で作った鉄砲遊び、シイタケの種付けなどの体験コーナーで、地元の方とのふれあいや、さまざまな遊びを楽しんでいただきました。多くの赤ちゃんはじめ、ご家族の皆様が、豊かな自然の中でリラックスし、笑顔になって帰られたことが印象的です。

植樹会場にいる全員が、赤ちゃんの健やかな成長を願い、そしてその姿を木々に重ねていく……愛や想いを未来へつなげ広げていく、赤ちゃん記念育樹の植樹式のようすをレポートいたします。

植樹式の様子

記念式典
「今まで約13万人を超える方々にご参加いただいたこの植樹は、1986年にスタートしました。“愛を生むは愛のみ”というピジョンの社是に沿い、地元の皆様の協力を得て、今日まで続けてまいりました。最初に植樹した木は、豊かな森となり、今も成長を続けています。今年は、約1万4000人の方からご応募いただき、年々その数は増え、とても嬉しく感じています。今後も、2世代、3世代とご参加いただく方が増えていくことを願っております」と主催者代表として挨拶した社長の山下。
常陸大宮市副市長・綿引 義久様
「日本の出生数は、現在100万人を切っています。そんな少子化の中、このように多くの方が植樹に参加されるのは、意義深く、素晴らしいことです。今日は、この美和の森の豊かな自然の中で、たくさんの思い出を作っていただきたいです」とご挨拶されました。
代表家族の小室さんのお父さんは「木も息子も元気に成長し、木を越えて背丈も成長してほしいです」とご挨拶されました。
もう一組の代表家族の佐藤さんのお母さんは、「娘と一緒に、こうして木を植えられることは一言では言い表せない喜びです。木も娘も元気に成長してほしいです」とご挨拶されました。
代表家族の皆様と綿引副市長も揃っての記念撮影。すばらしい好天に恵まれました。植樹式ではサザンカを植えましたが、同時に自然に近い環境を大切にし、クヌギ、イロハモミジなどを植えていきます。
多くの赤ちゃん、ご家族から大人気だったのは、常陸大宮市のマスコットキャラクター『ひたまる』くん。多くの方とふれあったり、記念撮影をしていました。
植樹
代表家族の小室さんは、ご家族みなさんで植樹に参加。「家族のいい思い出です。こうして3人で木を植えられて記念になりました」と感想を語っていました。
代表家族の佐藤さんも、お父さんが鍬をふるい木を植えていました。「しっかりと根を張り、娘も木も、すくすく成長してほしいです」とお母さん。
10か月のさやちゃんのお父さんとお母さんは力を合わせて木を植えました。「最後に土をかけた後、娘が地面を踏み固めました」とお父さん。
1歳1か月の健心(けんしん)くんのお父さんは「こんなに立派に名前を入れていただき、嬉しいです。息子と妻と一緒に植えました」と笑顔で語っていました。
1歳2か月の大翔(たいが)君のお母さんは「地元なので、また遊びに来たいと思います。いつでも来られるのが嬉しいです」と感想を語っていました。
植樹のお手伝いをいただいた、美和木材協同組合様の皆さんです。この後も、植樹した木々が健やかに育つようサポートをしてくださいます。
第32回植樹式には今までにない程大変多くのご家族様、常陸大宮市をはじめとする地元関係者の皆様にご参加いただきました。初夏の日差しの中、200本のサザンカの苗木を植樹いたしました。
来場されたご家族の皆様
1歳2か月の彩陽(いろは)ちゃんのお母さんは、3回目の植樹に参加しています。「娘と同じ森に、私の木が育っているのは、とても幸せなことです」と語っていました。
11か月の奏(かなで)ちゃんと、楓(かえで)ちゃんファミリー。「1組ずつ、丁寧に木を植えさせていただき、初めてでしたがうまくできました。来年も遊びに来たいです」とお父さん。
6か月の真奈(まな)ちゃんの植樹に、6歳のお姉さんの紗奈(さな)さん、3歳の空真(てんま)君も参加しました。「3人目で初めて当選して、とてもうれしい。みんなで森で遊びます」とお母さん。
お友達同士で参加した、10か月の叶奈(かんな)ちゃん(右)と、5か月の琉生(るい)くん(左)の家族。「今日植えた木同様、私もこれから父親として成長し、立派な大黒柱になりたいです」と叶奈ちゃんのお父さんは決意を語っていました。
9か月の海琴(みこと)ちゃんはファミリーで参加。「天気が良くて、とても気持ちいいです。秋になったら紅葉を見にまた来たいです」とお父さんは語っていました。
6か月の新(あらた)くんのお父さんは「木も息子も大きく育ってほしいです。木は1年に30cm成長すると聞きました。いつ、息子と同じ背丈になるかな……」とお話していました。
10か月の虹(こう)ちゃんファミリー「森の中ってとても空気がいいんですね! とても楽しいです」とお母さん。皆さん、いい気分転換になったそうです。
1歳4か月の拓実(たくみ)くんのお父さんは「久しぶりに森に来ました。息子も楽しいらしく、バス内でもニコニコしていました」と感想をお話しくださいました。
7か月の芽依(めい)ちゃんファミリー。「私のときも植樹に参加しました。親子二代で苗木を植えられてとても嬉しい。芽依がお母さんになったらそのときも参加したいです」とお母さん。
イベント
「美和の森」の森づくりをサポートいただいている美和木材協同組合様と一緒に紙芝居『森をつくる 育てる』を上演しました。森の涵養(かんよう)作用や、自然を育むことについて、お話いただきました。
この日のためだけの特別なルートで美和郵便局から郵便局員さんがやってきました。『ウッディ君』からみんなの「森から贈る最初の手紙」を集荷します。日本郵便のマスコットキャラクター、『ぽすくま』も一緒にきてくれました。
7か月の美瑠(みる)ちゃんの植樹に、7才のお姉さんの玲舞(れいむ)ちゃんも参加。「やまぶき鉄砲とっても楽しいです! 遠くまで飛ばしたよ」お姉さん。
地元の常陸大宮市にお住いの、9か月の奈々羽(ななは)ちゃん一家。伝統の「西ノ内和紙」の紙すき体験はお母さんが体験。「この紙に、娘へのメッセージを書こうと思います」とおっしゃっていました。
1歳3か月の湊大(そうた)くん、慎大(しんた)くんはシイタケの種駒打ちに参加。「いい体験ができました。また来年も遊びにきたいです」とお母さん。
参加された皆様には地元の道の駅「みわ★ふるさと館 北斗星」で手打ちそばを試食いただきました。10か月の美音(みおん)ちゃんも食べていました。「お豆腐やお芋が入っていて、食べやすいです」とお母さん。
すくすくハウス
ピジョン美和の森の中にある、ログハウス『すくすくハウス』に、木製の“ハガキ”やスタンプ台を用意。足形や手形をつけ、世界で1枚だけの“ハガキ”を完成させていました。
お姉さんである2歳の紗和(さわ)ちゃんと一緒に植樹に参加した、5か月の真之助(しんのすけ)くん。「今回は2回目の参加になります。“ハガキ”はいい記念になります」とお母さん。
1歳1か月の遥眞(はるま)くんファミリー。「いい思い出になりました。手形の木のハガキは、じいじとばあばにこれから送ります」とお母さん。
『すくすくハウス』の中には、『ウッディ君』というポストがこの日だけ設置されています。地元・美和郵便局の方が年に1回だけ、このイベントのためだけに集配に来てくれるのです。ウッディ君に投函する結生(ゆうせい)くん。

育樹地の様子

実施日 2018年5月
樹齢 5年
詳細 2017年1月~2017年12月生まれの赤ちゃん
約14,000名分を植樹
2018年5月撮影
2020年7月撮影
2023年8月撮影
2023年8月撮影