私たちはお客様や赤ちゃんが安心できる、安全性が保証された原材料を採用することを原則としています。
製品を安心してお使いいただくために、お客様からよくお問い合わせいただく原材料や成分について説明します。
哺乳器やおしゃぶりなどの製品
スキンケアやシャンプーなどの製品
成分情報一覧
ビスフェノール類(BPA,BPS)
ビスフェノールA(BPA)・ビスフェノールS(BPS)とはどんな物質?
ビスフェノールAは主にポリカーボネート樹脂の原材料として、またビスフェノールSはビスフェノールAの代替物質として広く使用される化学合成物質です。
ビスフェノールA、ビスフェノールSは生殖毒性や内分泌かく乱性の懸念が報告されており、EUをはじめ各国で規制が強化されています。
ピジョン独自の安全性基準で原材料を厳選
ピジョンでは哺乳器やおしゃぶりなど、赤ちゃんの口に入る可能性のある製品の原材料には ビスフェノールA、ビスフェノールSの使用を禁止しています。またその他のビスフェノール類においても内分泌かく乱性など安全性に懸念がある物質は使用を禁止しています。今後も国内外で報告される物質の安全性情報を注視し、安心してご使用いただけるよう製品の安全性には細心の注意を払ってまいります。
これからもピジョンは、最新の情報を学び、お客様に心から「安心」をお届けできる製品づくりに、日々努めてまいります。
フタル酸エステル類
フタル酸エステル類とはどんな物質?
フタル酸エステル類は、主にポリ塩化ビニルなどプラスチックに柔軟性や耐久性などを与える可塑剤として広く使用される化学合成物質です。
フタル酸エステル類のうち、DEHP(フタル酸ビス(2-エチルヘキシル))、DBP(フタル酸ジブチル)、BBP(フタル酸ブチルベンジル)などいくつかの物質は、生殖毒性や内分泌かく乱性の懸念が指摘されており、EUをはじめ各国で規制されています。日本国内においては、これらのフタル酸エステル類について、主に食品衛生法に基づき食品容器包装への使用が規制されています。また、玩具については、主に食品衛生法や日本玩具協会の自主基準などにより、特定のフタル酸エステル類の含有が制限されています。
ピジョン独自の安全性基準で原材料を厳選
当社では哺乳器やおしゃぶりなど、赤ちゃんの口に入る可能性のある製品の原材料にはフタル酸エステル類の使用を制限しています。今後も国内外で報告される物質の安全性情報を注視し、安心してご使用いただけるよう製品の安全性には細心の注意を払ってまいります。
これからもピジョンは、最新の情報を学び、お客様に心から「安心」をお届けできる製品づくりに、日々努めてまいります。
マイクロプラスチック
マイクロプラスチックとはどんな物質?
マイクロプラスチックは、一般的に5mm(ミリメートル)以下のプラスチック粒子といわれています。その微小なサイズから環境中に広く拡散しやすく、海洋汚染や生態系への影響が心配されています。
安全性に関する研究
2020年10月19日にネイチャーフード(Naturefood)誌に「調乳の際にポリプロピレン製哺乳びんから放出されるマイクロプラスチックの評価」に関する文献が掲載され哺乳びんが着目されました。
2020年と2022年に哺乳びん製造メーカーを中心とした国際的な団体であるWorld Association of Manufacturers of Bottles and Teats(WBT)は、マイクロプラスチックに関する声明を発表しています。その中で、Maria Nadine Gerhardら(2021)の研究結果に基づき、放出された微小な物質は主にプラスチックの添加剤であり、その量は安全に使用できるとされる許容量を大幅に下回っていることから、プラスチック製哺乳びんは安全であると伝えています。
一方でマイクロプラスチックの人体への影響については、まだわかっていない部分も多くあり、世界中で研究が継続されています。
製品を安全にご使用いただくために
ピジョンのプラスチック製哺乳びんは、欧州(Food Contact Regulation (EU) 10/2011)の規制および日本(食品衛生法)の法律で定められている食品接触材料の衛生試験を実施し、安全性を確認しています。また、販売国の法規制に準じた試験も実施し安全性を確認しています。なお、ガラス製の哺乳びんもご用意しており、お客様のニーズに合わせてお選びいただけます。
今後も国内外で報告される物質の安全性情報を注視し、安心してご使用いただけるよう製品の安全性に細心の注意を払ってまいります。
これからもピジョンは、最新の情報を学び、お客様に心から「安心」をお届けできる製品づくりに、日々努めてまいります。
BHT
BHTとはどんな成分?
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)は、化粧品や食品などに酸化防止剤として使用されています。製品中の油分の酸化による、品質が劣化するのを防ぐ効果があります。
世界で認められた安全性と、ピジョン独自の厳しい基準
BHTは、日本(厚生労働省)をはじめ、アメリカ(FDA)やヨーロッパ(SCCS)など、世界中の厳しい安全機関で、化粧品や食品への使用が認められています。これらの機関は、「基準濃度以下であれば、健康への影響はない」と判断しています。
私たちは、国の基準をクリアするだけでなく、ピジョン独自のさらに厳しい品質・安全基準を設けています。
BHTの配合は、製品の成分表示でご確認いただけます
BHTが配合されている製品には、必ず成分表示に「BHT」と記載しています。記載がない場合は、BHTは配合されておりません。
これからもピジョンは、最新の情報を学び、お客様に心から「安心」をお届けできる製品づくりに、日々努めてまいります。
スクワラン
スクワランとはどんな成分?
スクワランは、もともと私たちの肌にも存在する、うるおいを守るための大切な成分です。
肌の水分が蒸発するのを防ぎ、乾燥からしっかり守ってくれる高い保湿力があります。
ピジョンが選ぶ「スクワラン」
スクワランは、日本だけでなく世界中の多くの国で、化粧品への配合が認められている安全な成分です。
私たちは、国の基準を守ることは勿論、ピジョン独自のさらに厳しい品質・安全基準を設けています。
環境にも配慮した「植物由来」
ピジョンが製品に使用しているスクワランは、主にオリーブやサトウキビなど植物由来のものです。絶滅のおそれのある野生動物の保護を目的としたワシントン条約にも抵触しない、環境にも配慮した高品質なスクワランを選んでいます。
これからもピジョンは、最新の情報を学び、お客様に心から「安心」をお届けできる製品づくりに、日々努めてまいります。
タルク
タルクとはどんな成分?
タルクは、天然の鉱物(滑石)を細かく精製して作られる、とてもなめらかな白い粉末です。
・肌触りサラサラ:ベビーパウダーなどに配合すると、肌にすべらせた時にとても気持ち良い感触を与えます。
・汗や皮脂を吸着:余分な汗や皮脂を吸収して、肌を清潔でサラサラな状態に保ちます。
・ムラなく均一に:製品が肌の上でムラなく広がり、きれいに仕上がるのを助けます。
化粧品だけでなく、紙やプラスチック、医薬品など、実は私たちの身の回りにある様々な製品で使用されている、とても身近な成分です。
ピジョンが使用するタルクは「アスベスト不使用」です
タルクは天然の鉱物であるため、稀にアスベスト(石綿)という物質が混ざることが懸念されることがあります。
しかし、化粧品に使用されるタルクは、アスベストが全く含まれていない高純度なものを使うことが各国法律で義務付けられ、厳しく管理されています。
ピジョンでは、これらの国の法律や基準を守ることはもちろん、独自のさらに厳しい品質・安全基準を設け、原料選びを行っています。
タルクを配合する製品には、必ずアスベスト検査を実施し、安全性が確認された原料のみを使用しています。
「タルクフリー」の製品もご用意しています
お客様の多様なニーズにお応えするため、タルクを使用しない「タルクフリー」の製品もご用意しております。
これからもピジョンは、最新の情報を学び、お客様に心から「安心」をお届けできる製品づくりに、日々努めてまいります。
パラベン
パラベンとはどんな成分?なぜ必要?
パラベンは、化粧品や医薬品、食品など、身近な様々な製品で長年使われている「防腐剤」の一種です。
・製品を清潔に保つ: 目に見えない細菌やカビなどの繁殖をしっかり抑えることで、製品がいつでも清潔で良い状態に保たれます。
・品質と安全を守る: これにより、開封後も製品の品質が保たれ、お客様に安心して最後までお使いいただけるよう、安全性を確保する上でとても大切な役割を担っています。
世界で認められた安全性と、ピジョン独自の厳しい基準
パラベンは、日本(厚生労働省)をはじめ、アメリカ(米国化粧品成分審査委員会(CIR)、米国食品医薬品局(FDA))など、世界中の厳しい安全機関で、化粧品への使用が認められています。
これらの機関は、「化粧品に配合する量であれば、健康への心配はない」と判断しています。
私たちは、これらの国の法律や基準を守ることはもちろん、ピジョン独自のさらに厳しい品質・安全基準を設けて、原料選びを行っています。
パラベンを製品に使用する際は、ご安心頂けるようこの独自の基準に基づき、安全性が確認されたごくわずかな濃度でのみ配合しています。
「パラベンフリー」の製品もご用意しています
お客様の多様なニーズにお応えするため、パラベンを使用しない「パラベンフリー」の製品もご用意しております。
これからもピジョンは、最新の情報を学び、お客様に心から「安心」をお届けできる製品づくりに、日々努めてまいります。
フェノキシエタノール
フェノキシエタノールとはどんな成分?なぜ必要?
フェノキシエタノールは、化粧品や医薬品など、さまざまな製品で使われている防腐剤の一種です。
・製品を清潔に保つ: 目に見えない細菌やカビなどの繁殖をしっかり抑えることで、製品がいつでも清潔で良い状態に保たれます。
・品質と安全を守る: これにより、開封後も製品の品質が保たれ、お客様に安心して最後までお使いいただけるよう、安全性を確保する上でとても大切な役割を担っています。
「アルコール」とは違う?
名前に「エタノール」と付くため、消毒液などに使われる「アルコール(エタノール)」と同じものだと誤解されることがありますが、フェノキシエタノールは化学構造が異なる別の成分です。
世界で認められた安全性と、ピジョン独自の厳しい基準
フェノキシエタノールは、日本(厚生労働省)をはじめ、アメリカ(FDA)やヨーロッパ(SCCS)など、世界中の厳しい安全機関で、化粧品への使用が認められています。これらの機関は、「決められた量であれば、健康への心配はない」と判断しています。
私たちは、これらの国の法律や基準を守ることはもちろん、ピジョン独自のさらに厳しい品質・安全基準を設けて、原料選びを行っています。
フェノキシエタノールを製品に使用する際は、この独自の基準に基づき、安全性が確認されたごくわずかな濃度でのみ配合しています。
これからもピジョンは、最新の情報を学び、お客様に心から「安心」をお届けできる製品づくりに、日々努めてまいります。
鉱物油
鉱物油とはどんな成分?なぜ肌に良いの?
鉱物油(ミネラルオイルやワセリン、パラフィンなど)は、石油から不純物を取り除き、高度に精製して作られる成分です。
・しっかり保湿: 肌の表面にベールのように薄い膜を作り、水分の蒸発を防いで、乾燥から肌をしっかり守ります。
・なめらか保護: 肌を柔らかくし、外部の刺激から守る効果も期待できます。
・肌にやさしい: 比較的刺激が少なく、安定性に優れているため、敏感な肌にもお使いいただきやすいのが特長です。
安全性への徹底したこだわりと、ピジョン独自の厳しい基準
「石油由来」と聞くと心配される方もいらっしゃるかもしれません。
化粧品に使われる鉱物油は、日本(厚生労働省)をはじめ、世界各国でその安全性が厳しく評価され、使用が認められています。特にEUでは、不純物が徹底的に除去された「高純度な鉱物油」のみが許可されています。
私たちは、これらの国の法律や基準を守ることはもちろん、ピジョン独自のさらに厳しい品質・安全基準を設けて、原料選びを行っています。
そのため、ピジョンが製品に使用する鉱物油は、高度に精製され、安全性が確認されたものだけに限られています。
「鉱物油フリー」の製品もご用意しています
お客様の多様なニーズにお応えするため、鉱物油を使用しない「鉱物油フリー」の製品もご用意しております。
これからもピジョンは、最新の情報を学び、お客様に心から「安心」をお届けできる製品づくりに、日々努めてまいります。
紫外線吸収剤
紫外線吸収剤とはどんな成分?なぜ必要?
紫外線吸収剤は、日焼け止めなどに配合され、肌に届く紫外線をキャッチして、別のエネルギーに変えることで、肌への侵入を防ぐ成分です。
・日焼けから肌を守る: シミやそばかすの原因となる紫外線(UV-A波、UV-B波)を吸収し、日焼けによる肌ダメージや将来の肌トラブルのリスクを低減します。
・肌を守るバリア役: 紫外線を吸収することで、肌を紫外線による乾燥や刺激から守る大切な役割を果たします。
世界で認められた安全性と、ピジョン独自の厳しい基準
紫外線吸収剤は、日本(厚生労働省)をはじめ、世界各国でその安全性と配合濃度が厳しく評価され、使用が認められています。たとえば、ある紫外線吸収剤(ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン)についても、ヨーロッパの専門機関で「決められた濃度以下であれば、健康への心配はない」と判断されています。このように、それぞれの成分ごとに、様々な機関によって安全性が確認されています。
私たちは、これらの国の法律や基準を守ることはもちろん、ピジョン独自のさらに厳しい品質・安全基準を設けて、原料選びを行っています。
ピジョンが製品に使用する紫外線吸収剤は、安全性が確認された成分のみを使用し、配合濃度も厳しく管理しています。
「紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)」の製品もご用意しています
お客様の多様なニーズにお応えするため、紫外線吸収剤を使用しない「ノンケミカル」タイプの製品もご用意しております。
これからもピジョンは、最新の情報を学び、お客様に心から「安心」をお届けできる製品づくりに、日々努めてまいります。